Shopifyとは、世界最大のECプラットフォームです。
こちらの記事では、そんなShopifyのメリット・デメリット・機能・料金・決済方法・評判・サイト事例・導入方法まで解説しています。
また、他のネットショップサービスとの比較につきましても解説していますので、自身に最適なサービス選びの参考にしてください。
目次
- Shopify(ショッピファイ)とは?
- Shopify(ショッピファイ)のメリットとは?
- Shopify(ショッピファイ)のデメリットとは?
- Shopify(ショッピファイ)の機能・できることは?
- Shopify(ショッピファイ)の料金・手数料は?
- Shopify(ショッピファイ)の決済方法とは?
- Shopify(ショッピファイ)の評判とは?
- Shopify(ショッピファイ)で作られたサイト事例とは?
- Shopify(ショッピファイ)と他サービスの違いとは?
- 【結論】Shopify(ショッピファイ)がおすすめな人とは?
- Shopify(ショッピファイ)の始め方・導入方法
- Shopifyとは|まとめ
Shopify(ショッピファイ)とは?
Shopifyとは、世界最大のECプラットフォームです。
2006年にカナダで設立され、2017年から日本向けにサービスを開始しました。
Shopifyはノーコードツールであることから、基本的な操作にコーディングは不要です。
一般的にノーコードツールは、カスタマイズ性などの自由度が低いと認識されていますが、Shopifyは他のノーコードツールと比較してカスタマイズ性が高い点などから人気を伸ばしています。
また、Shopifyの特徴として「越境EC」に強いという点が挙げられます。
Shopifyは、世界中の言語・決済方法を網羅しており、簡単に海外向けに商品を販売することができます。
商品を海外向けに販売したい方や今すぐにではないけど、今後ビジネスを拡大していきたい方に最適なサービスとなっています。
Shopify(ショッピファイ)のメリットとは?
Shopifyのメリットは、大きく6点挙げられます。
- 比較的安く高機能なサイトを構築できる
- 豊富なアプリでカスタマイズが可能
- デザイン性の高いサイトを構築でき
- 越境ECに強い
- 安全性が高い
- 集客に強い
それぞれ解説します。
比較的安く高機能なサイトを構築できる
プラン名 |
ベーシックプラン |
スタンダードプラン |
プレミアムプラン |
月額料金 |
25$ |
69$ |
299$ |
Shopifyの主なプランは3つあり、
ベーシック→スタンダード→プレミアムとグレードが高くなります。
初期費用はかからず、月額29$からECサイトの運営を始めることができます。
ECサイトの運営に必要な機能が充実しており、上位のプランを契約することでより高機能なサイトを運営できます。
<Shopifyのプランで共通してできること>
- 商品登録数が無制限
- クーポンコード発行
- カゴ落ち防止対策メール
- SNS連携
Plusプランとライトプランにつきましては、後の章で解説します。
参考:Shopifyの料金(価格)や手数料について。プラン別の料金>>
豊富なアプリでカスタマイズが可能
Shopifyには豊富なアプリがあり、それらを利用することで機能を拡張できます。
自身のサイトに最適なアプリをインストールすることで、サイトの機能性を高める事ができます。
他のサービスは既存の機能しか利用できない場合が多く、機能を細かくカスタマイズできる点は、大きなメリットです。
参考:Shopifyアプリの開発とおすすめ。プラン・テンプレートについても解説!>>
デザイン性の高いサイトを構築できる
Shopifyには豊富なデザインテンプレートがあり、それらを利用することで簡単にデザイン性の高いサイトを構築できます。
参考:Shopifyテーマ(テンプレート)のおすすめ。カスタマイズ方法・テーマの選び方を解説!>>
越境ECに強い
Shopifyは世界中の言語・通貨に対応しており誰でも簡単に海外向けに商品を販売することができます。
国ごとに言語・送料を変更して表示することができるなど、越境ECをサポートしてくれる機能が豊富にあります。
将来的にビジネスを拡大したいとお考えの方におすすめのサービスです。
参考:越境ECの始め方>>
安全性が高い
Shopifyは、ISO28001と呼ばれるISMS認証を取得しており、情報セキュリティが高いです。
ISMS認証の取得条件は以下の点です
- 完全性:正しい情報が保存されている
- 可用性:保存された情報が効率よく取り出せる
- 機密性:限られた人しか情報にアクセスできない
また、国際的セキュリティ基準である「PCL DSS」のLevel1も取得しています。
Shopifyが取得しているLevel1は、国内でもごく少数しか取得しておらず、金融機関と同党のセキュリティの高さを誇ります。
PCl Level1を取得するための条件は以下の通りです。
- 安全なネットワークの構築と維持
- 定期的なネットワークの監視とテスト
- 情報セキュリティポリシーの維持
- カード保護者のデータ保護
- 強固なアクセス制御対策
- 棒弱性管理プログラムの維持
Shopifyは、全ての項目をクリアしているほか、アクセス制限や常時SSL化といったセキュリティ対策を施しており、安心して利用することができます。
参考:Shopifyのセキュリティ・サーバーの安全性は?安心して使えるの?>>
集客がしやすい
Shopifyは、SNS連携や基本的なSEO対策に対応しており集客がしやすい仕組みになっています。
ShopifyでECサイトを運営する場合は、ぜひ利用したい機能です。
- タイトルタグの設定
- メタディスクリプションの設定
- ページのURLの正規化
- 画像にaltタグの設定
*SEO対策は短期的に効果は出ず、中長期的に効果がでる施策ですので、すぐに効果を出したい場合には不向きです。また専門的な知識が必要ですので、知識のない方は専門家にご相談ください。
参考:SEO対策の基本>>
Shopify(ショッピファイ)のデメリットとは?
Shopifyのデメリットは、大きく以下の2点が挙げられます。
- 日本語のサポートが充実していない
- 細かなカスタマイズには専門の知識が必要
それぞれ解説します。
日本語のサポートが充実していない
Shopifyは、2017年に日本向けにサービスを開始したこともあり、まだ日本語のサービスが充実しているとは言えません。
Shopifyが提供するサポートは、以下の5点です。
- Shopifyのヘルプセンター
- Shopifyの日本語チーム
- Shopify公式のTwitter
- 海外のShopifyのチャットサポートを受ける
- 無料テーマ限定のデザインサポート
これらのサポート内容についての詳しい内容につきましては、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。
参考:Shopifyのサポート内容は?お問い合わせフォームの設置・ヘルプセンターについて詳しく解説!>>
細かなカスタマイズには専門の知識が必要
Shopifyは基本的な操作や編集にHTML・CSSなどの知識は不要ですが、サイトのデザインをカスタマイズする場合などに専門の知識が必要になります。
参考:Shopifyテーマのカスタマイズ・コード編集の方法を初心者向けに解説!>>
補足になりますが、HTML・CSSの知識がないけど、カスタマイズをしたいという方は、制作会社に代行依頼する方法がおすすめです。
以下の記事で制作代行について詳しく解説していますので、参考にしてください。
参考:Shopifyのサイトの構築(制作)方法・費用は?制作代行・制作会社のおすすめも解説!>>
Shopify(ショッピファイ)の機能・できることは?
プラン名 | ベーシックプラン | スタンダードプラン | プレミアムプラン |
---|---|---|---|
スタッフアカウント数 | 2個 | 5個 | 15個 |
商品登録可能数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
無料SSL証明 | 〇 | 〇 | 〇 |
カゴ落ち対策 | 〇 | 〇 | 〇 |
在庫ロケーション | 4つ | 5つ | 8つ |
販売チャネルの追加機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
手動で注文作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
クーポンコード | 〇 | 〇 | 〇 |
ギフトカード | 〇 | 〇 | 〇 |
プロフェッショナルレポート | ✕ | 〇 | 〇 |
高度なレポートビルダー | ✕ | ✕ | 〇 |
外部サービスの自動計算送料 | ✕ | ✕ | 〇 |
24時間サポート | 〇 | 〇 | 〇 |
メール・SNSサポート | 〇 | 〇 | 〇 |
<Shopifyのプランで共通してできること>
- 商品登録数無制限
- 無料SSL証明
- カゴ落ち対
- 販売チャネルの追加機能
- 手動で注文作成
- クーポンコード
- ギフトカード
- 24時間サポート
- 日本語のメールサポートとSNSサポート
ベーシックプランでもECサイトの運営に必要な機能を充分に備えており、上位のプランを契約することでより多くの機能を利用できます。
参考:Shopifyの機能一覧と拡張方法。Shopifyパートナー・サイト事例も解説!>>
Shopify(ショッピファイ)の料金・手数料は?
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
月額料金 | 25$ | 69$ | 299$ |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
国内クレジットカード決済手数料 | 3.4% | 3.3% | 3.25% |
海外クレジットカード手数料 | 3.9% | 3.85% | 3.8% |
Shopify payment 利用時の手数料 |
0円 | 0円 | 0円 |
Shopify Payment
不使用時の追加料金 |
2% | 1% | 0.5% |
Shopifyの料金プランは、ベーシック➜スタンダード➜プレミアムの3つの主要プランがあり、主要プランとは別に「Plusプラン」「ライトプラン」があります。
上位のプランになるにつれ、月額の料金が高くなり、決済手数料が低くなる仕組みです。
また先程説明した通り、上位のプラン限定で利用できる機能もあり、自身に最適なプランを選択する必要があります。
参考:Shopifyプラン別の料金(価格)について。Shopify Plusも解説!>>
Shopify Plusプランとは?
プラン | Plus |
月額料金 | 2.000$ |
初期費用 | 0円 |
国内クレジットカード決済手数料 | 3.15% |
海外のクレジットカード手数料 | 3.75% |
Shopify payment 利用時の手数料 |
0円 |
Shopify Payment 不使用時の追加料金 |
0.15% |
Shopify Plusプランとは、Shopifyのエンタープライズプランです。
Shopify Plusは、大量の販売をおこなうマーチャントの利用を想定して作られており、大規模なECサイトの運営に最適です。
下位プランである「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」で使用できる機能を全て備えており、それに加えてShopify Plus独自の機能を使用できます。
また以下の動画は、Shopify公式によるShopify Plusの解説動画となっております。
Shopify Plusについて基礎的な情報が理解できますので、ご活用ください。
参考:Shopify Plus(プラス)とは?料金や機能について。Plusパートナー一覧も解説!>>
Shopifyライトプランとは?
プラン | Shopifyライト |
月額料金 | 9$ |
初期費用 | 0円 |
国内クレジットカード決済手数料 | 3,4% |
海外のクレジットカード手数料 | 3,9% |
Shopify payment 利用時の手数料 |
0円 |
Shopify Payment 不使用時の追加料金 |
2,0% |
Shopifyライトプランは、ECサイトの構築をしなくても商品の販売ができるプランです。
具体的には既存のWebサイトやSNSに購入ボタンを埋め込み商品の販売ができるという仕組みです。
WebサイトやSNSを別途作成する必要がありますが、すでに一定の集客が見込める方におすすめのプランです。
いきなりECサイトを作成して販売するのは、ハードルが高いといった方や商品が売れるか心配といった方にもおすすめです。
Shopifyプランの選び方は?
Shopifyの機能・料金・手数料について解説しましたが、どのプランを選択するか迷うという方は、以下の点を参考にプランを選択してください。
ベーシック | スタンダード | プレミアム | Plus | ライト | |
月額費用 | 9$ | 29$ | 79$ | 299$ | 2,000$ |
特徴 | ECサイトの基本的な機能 | 複数人数での管理が可能 | 高度なレポート機能 | 1契約で10サイトの開設が可能 | 購入ボタンの設置のみ |
おすすめな方 | 初めてECサイトを運営する方 | 複数人でストアを管理したい方 | マーケティングに力を入れたい方 | 卸売サイトなどの大規模なサイト | 最低限の機能で商品を販売したい方 |
<ベーシックプラン>
ベーシックプランは、主要プランの中で一番安価なプランです。
ECサイトの運営に必要な機能は充実しており、初めてECサイトの運営をする方に最適です。
<スタンダードプラン>
スタンダードプランは、ベーシックプランと比較して手数料が低く設定されています。
スタッフアカウント数も2人から5人に増え、より本格的にストアの運営をしたい方に最適です。
また、プロフェッショナルレポートも使用が可能になり、リピーターとなっている顧客の分析が可能になります。
プロフェッショナルレポートとは様々な販売情報を管理することができる機能です。
プロフェッショナルレポートにはAIが搭載されており、自動でストアに合った顧客を分析してくれます。
ストアの運営を開始したばかりで、人手不足の場合におすすめです。
<プレミアムプラン>
プレミアムプランは、Shopifyの主要プランの中で最も高価なプランです。
スタッフアカウント数が15人まで増え、高度なレポート機能を利用できるようになります。
月額費用が高く、手数料が低く設定されているため、多くの取引を行う大規模なサイトに最適です。
<Plusプラン>
Shopifyプラスは、Shopifyのエンタープライズプランにあたり、月額料金が2,000$と圧倒的に高く設定されています。
大量の販売をおこなうマーチャントの利用を想定して作られており、卸売業者のようなサイトの作成に最適です。
Shopifyの他のプランで利用できる機能を全て利用でき、Plusプラン独自の機能も利用することができます。
- チェックアウト画面・機能のカスタマイズ
- Googleタグマネージャーの利用
- シングルサインオン
- 10サイトまで開設可能
参考:Shopify Plus(プラス)とは?料金や機能について。Plusパートナー一覧も解説!>>
Shopify(ショッピファイ)の決済方法とは?
<Shopifyの対応決済一覧>
- Shopify pyament ➜ おすすめ!
- Apple pay
- Google pay
- Shop pay
- Paypal
- Amazon pay ➜ おすすめ!
- KOMOJU ➜ おすすめ!
- Paidy
- 携帯キャリア決済
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- 2Checout
- CyberSource
- Bitpay
多くの決済方法の中でもShopify Paymentは、利用することで多くの決済方法を簡単に導入できるほか、決済手数料が無料になるといったメリットがありますので、特におすすめの決済方法です。
それぞれの決済方法・Shopify Paymentに関する解説は、以下の記事をご参考にして下さい。
参考:Shopifyの決済方法は?手数料・Shopify Payment・コンビニ決済について解説!>>
Shopify(ショッピファイ)の評判とは?
Shopifyの評判として以下のような評判がありました。
<Shopifyの良い評判>
- 当たり前のことが当たり前にできる。APIも充実
- 革命的なECカートシステム
- 一味違う洗練されたネットショップを作りたいなら
- 確実に販路が広がります。
- 安価で高価値なECネットショップ構築サービス
<Shopifyの悪い評判>
- 小規模のビジネスならBASEで充分
- 日本語対応が不十分
- 無料で運営できない
ビジネスが小規規模で無料で月額の料金を無料で運営したい場合は、BASEの利用もおすすめです。
ShopifyとBASEの比較は後ほど解説します。
参考:Shopifyの評判・口コミは?実際に使ってみたレビューを紹介します!>>
Shopify(ショッピファイ)で作られたサイト事例とは?
実際にShopifyで作られたサイトの事例をご紹介します。
レッドブル
URL:https://www.redbullshopus.com/
Partake Foods
KKW FRAGRANCE
URL:https://kkwfragrance.com/
Gaga Offisial Shop
COHINA
ゴーゴーカレー
URL:https://www.gogocurry.com/
ASUR
Gadget mart
より多くのShopifyの事例をご覧になりたい方は、以下の記事をご参考にしてください。
参考:Shopifyで作ったECサイトの事例は?海外と日本の事例(大手)を業種別に紹介!>>
Shopify(ショッピファイ)と他サービスの違いとは?
Shopifyの他にネットショップを構築できるネットショップサービスとして、「BASE」「STORES」が主に挙げられます。
それぞれのサービスに長所・短所があり、運営目的や事業の規模によって最適なサービスが異なりますので、以下の表を参考に自身に最適なサービスを選択してください。
ShopifyとBASEの違いとは?
<ShopifyとBASEの料金関係の比較>
アプリ名 | Shopify | BASE |
初期費用 | 無料 | 無料 |
料金 | 月29$~299$ | 無料 |
取引手数料 | 無料 | 3% |
決済手数料 | 3.25%~3.9% | 3.6%+40円 |
入金手数料 | 無料(Shopifyペイメント利用時) | 2万円未満:750円
2万円以上:250円 |
対応決済 |
クレジットカード (VISA.AMEX.JCB. MasterCard) 携帯キャリア決済 コンビニ決済 ・銀行振り込み ID決済 (Apple Pay,Google Pay, Amazon Pay,PayPal,Shop Pay) 代金引換 |
クレジットカード
(VISA.AMEX.JCB.MasterCard) 携帯キャリア決済 コンビニ決済 銀行振り込み ID決済 (PayPalのみ) 後払い決済 |
URL | Shopify>> | BASE>> |
料金関係を比較したときの大きな違いは、月額費用の有無・手数料の違いです。
<月額費用>
Shopifyは、月29$以上かかることに対してBASEは無料です。
取引量が多くないストアは固定費のかからないBASEが適しています。
<手数料>
手数料を比較するとShopifyは手数料がほとんどかからないことがわかります。
大量の取引を行うストアや今後事業を拡大させたい方は、月額費用がかかっても取引に必要な手数料が抑えられるShopifyがおすすめです。
またShopifyはBASEよりも多くの決済機能を備えている点から顧客の利便性が高いとわかります。
アプリ名 | Shopify | BASE |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 |
商品写真登録数 | 1アイテム最大250枚 | 1アイテム最大20枚 |
テンプレート数 | 無料:10種類
有料:70種類 |
無料:10種類 有料:100以上 |
HTML・CSSの編集 | 〇 | 〇 |
対応言語 | 19カ国語 | 英語のみ |
対応外貨 | 17種類 | 最大34種類 |
海外配送 | 対応 | 対応 |
サポート内容 |
メール コミュニティ |
メール
チャット |
ページの設定 | タイトル
ディスクリプション ページヘッダー |
タイトル ディスクリプション |
対応SNS | Facebook
Tumblr |
Facebook
LINE公式 Ameba |
メール機能 | 〇 | 〇 |
ブログ機能 | 〇 | 〇 |
レビュー機能 | 〇 | 〇 |
URL | Shopify>> | BASE>> |
サービス内容の比較すると大きな違いは、商品登録写真数・対応言語です。
<商品登録写真数>
ShopifyはBASEと比較して商品登録写真数が10倍以上の250枚もあり、
Shopifyの方がより顧客に商品のイメージを届けることができます。
<対応言語>
どちらも海外展開には適していますが、対応言語を比較するとShopifyは19カ国語に対応しており、圧倒的に多いです。
英語圏以外の海外にも商品を販売したい方はShopifyが適しています。
ShopifyとSTORESの違いとは?
アプリ名 | Shopify | STORES |
初期費用 | 無料 | 無料 |
料金 | 月29$~299$ | 無料・月1,980円 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.25%~3.9% | 無料:5%
有料:3.6% |
入金手数料 | 無料(Shopifyペイメント利用時) |
1万円未満:550円 1万円以上:275円 |
対応決済 |
クレジット (VISA.AMEX.JCB.MasterCard) 携帯キャリア決済 コンビニ決済 銀行振り込み ID決済 (Apple Pay.Google Pay. Amazon Pay.PayPal.Shop Pay) 代金引換 |
クレジットカード (VISA.AMEX.JCB.MasterCard) 携帯キャリア決済 コンビニ決済 銀行振り込み ID決済 (PayPal.楽天ペイ.Amazon Pay) *Amazon Payは有料プランのみ 代金引換 |
URL | Shopify>> | STORES>> |
料金関係を比較した時の大きな違いは、月額費用の有無・手数料の違いです。
<月額費用>
Shopifyは最低でも月29$かかることに対しSTORESは無料プランがあります。取引量により変わりますが、取引料が少ないストアや固定費を抑えたい方はSTORESが適しています。
<手数料>
Shopifyの方が大きく手数料を抑えられることがわかります。大量の取引を行うストアや今後事業を拡大したい方はShopifyが適しています。
<ShopifyとSTORESのサービス内容の比較>
アプリ名 | Shopify | STORES |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 |
商品写真登録数 | 1アイテム最大250枚 | 1アイテム最大15枚 |
テンプレート数 | 無料:10種類
有料:70種類 |
無料:48種類 |
HTML・CSSの編集 | 〇 | ✕ |
対応言語 | 19カ国語 | 英語のみ |
対応外貨 | 17種類 | 無し |
海外配送 | 対応 | 対応 |
サポート内容 | メール
コミュニティ |
メール |
ページの設定 |
タイトル ディスクリプション ページヘッダー |
無し |
対応SNS |
Tumblr |
FacebookInstagram |
メール機能 | 〇 | 〇 |
ブログ機能 | 〇 | ✕ |
レビュー機能 | 〇 | 〇 |
URL | Shopify>> | STORES>> |
サービス内容を比較したときの大きな違いは、
商品写真登録数・HTML・CSSの編集・対応外貨・ページ設定・ブログ機能です。
<商品写真登録数>
BASEとの比較でも解説した通り最大250枚の設定ができるShopifyの方がより顧客に商品のイメージを伝えることができます。
<HTML・CSSの編集>
ShopifyはHTML・CSSの編集ができますが、STORESはできません。
ストアを自由にカスタマイズをしたい方はShopifyが適しています。
<対応外貨>
Shopifyは17種類の外貨に対応していることに対しSTORESは全く対応していないです。海外に商品を販売したい方はShopifyが適しています。
<ページ設定とブログ機能>
ページ設定・ブログ機能といった集客に重要な機能がSTORESには備わっていないです。特にブログは強力な集客機能なのでShopifyと比べると集客面で劣ります。
参考:Shopifyと他のネットショップサービスの比較!>>
【結論】Shopify(ショッピファイ)がおすすめな人とは?
Shopifyがおすすめな人は以下の様な方です。
- ビジネスを将来拡大したい方
- 海外向けに商品を販売したい方
- 手軽にビジネスを始めたい方
- 低コストでECサイトを運営したい方
逆にShopifyがおすすめできない人は以下の様な方です。
- 自身で集客できない方
- 完全無料でECサイトの運営を始めたい方
- 完全日本語対応のサービスを利用したい方
Shopifyは無料のトライアルから利用することができますので、少しでも興味のある方は1度利用してみてください。
次の章でサイト開設の手順を説明していますので、参考にしてください。
Shopify(ショッピファイ)の始め方・導入方法
Shopifyの導入・始め方を解説します。動画での解説は以下の動画を参考にしてください。
Shopify公式サイトにアクセス
メールアドレスを入力し「無料トライアルを開始」をクリック
質問への回答はスキップできます。
「ストアに入る」をクリック
名前・住所・電話番号は必須項目となります。
この時点から14日間の無料トライアルが始まっていますので、ご注意ください。
これ以降の設定につきましては、以下の記事で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。
参考:Shopifyの使い方・始め方。サイトの構築方法を初心者向けに解説!>>
Shopify(ショッピファイ)に関するよくある質問
- Shopify(ショッピファイ)の今後は?将来性は高い?
- Shopify(ショッピファイ)は売れない?
- Shopify(ショッピファイ)とAmazon(アマゾン)の違いとは?
それぞれ解説します
Shopify(ショッピファイ)の今後は?将来性は高い?
Shopifyは今後も規模を拡大していくと思われます。
現在、Amazonの4/1程の規模にまで拡大しており、「Amazonキラー」とまで言われています。
2017年には、日本向けにサービスを開始しより知名度を広げており、将来性は高いと考えられます。
Shopify(ショッピファイ)は売れない?
ネットショップサービスに共通して言えることですが、ネットショップを制作しただけでは、売り上げを伸ばすことはできません。
「Shopify」「BASE」「STORES」など、ネットショップを開設できるサービスは豊富にありますが、どのサービスでネットショップを制作してもクオリティに大きな差はありません。
ネットショップで売上を伸ばすためには、開設後の「集客」が重要です。
集客の方法にも様々な方法があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
こちらの記事でShopifyの集客方法について詳しく解説していますので、ご参考にしてください。
参考:Shopifyで売れない原因は?売れないときはどうしたらいいの?>>
Shopify(ショッピファイ)とAmazon(アマゾン)の違いとは?
サービス | Shopify | Amazon |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 29$~
(3,045円) |
4,900円 |
売上手数料 | 8~15% | 0円 |
店舗展開 | 自社ECサイト | モール型ECサイト |
メリット |
・独自のサイトを構築できる ・SNSと連携でき、販売経路を拡大できる ・海外販売に強い |
・集客力が強い
・ブランドの強みがある ・商品の到着日が事前にわかる |
方向性 | ブランド重視 | 品揃え重視 |
ShopifyとAmazonの大きな違いとして、店舗展開の違いがあります。
Shopifyは自社ECサイトであり、Amazonはモール型ECサイトです。
サービス | 種類 | 特徴 |
Shopify | ECサイト |
・カスタマイズ性が高い。 ・集客は自身でする必要がある。 |
Amazon | ECモール |
・カスタマイズ性は低い。 ・プラットフォームによる一定の集客が見込める。 |
Shopifyはサイトの立ち上げ直後、自身で一から集客を行う必要がありますが、Amazonはプラットフォーム自体に一定の集客力があり、自然と顧客が訪れる可能性があります。
自身で集客をする自信がない方は、Amazonなどのモール型のサービスの利用がおすすめです。
また、補足になりますが、Shopifyは日本国内最大の利用者数を誇る「楽天市場」と連携することができます。
楽天市場もAmazonと同じモール型のECサービスであり強い集客力を備えています。
Shopifyと楽天市場を連携することで、Shopifyの集客力を高め、楽天市場のカスタマイズ性の低さを補うことができ、お互いのデメリットをカバーすることができます。
参考:Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携方法。連携するメリット・楽天ペイについても解説!>>
Shopifyとは|まとめ
Shopifyについて解説しましたが、参考になったでしょうか?
ShopifyはECサイトを運営するための機能を網羅しており、初心者の方でも簡単にECサイトの運営をすることができます。
また、特徴として越境ECに強い点が挙げられます。
国内だけでなく、海外に商品を販売したい方は勿論、将来的にビジネスの規模を拡大していきたい方に最適なサービスと言えます。
とはいえ、利用しなければ自身に最適なサービスか判断できませんので、まずは無料トライアルを活用して実際に利用してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。