こちらの記事では、Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携について解説しています。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携方法・連携するメリット・注意点から楽天ペイについて知りたい方は、ご参考にしてください。
Shopifyとは、世界最大のECプラットフォームです。
ノーコードツールに分類され、プログラミング不要でECサイトを作成できます。
世界中の言語・決済方法を網羅しており、越境ECに強い特徴があります。
参考:Shopify(ショッピファイ)とは?メリット・機能・料金・決済方法・導入まで。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携方法|新規の場合
こちらの章は、まだ楽天ショップの開設をしていない方向けの連携方法の解説です。
既に楽天ショップを開設済みの方は、以下の章で解説していますのでそちらをご参考にしてください。
新規で連携する場合の手順は、以下の通りです。
連携前の注意点を確認する。
<連携前の注意点>
アカウント連動について:
Shopifyのアカウント1つにつき、連携できるRMSアカウントは1つです。
商品登録について:
アプリを通して新規商品を登録する必要がございます。RMSにすでに登録されている商品を連動させることはできません。
受注管理について:
Shopifyを通して作成した商品のみ、Shopifyアプリ上で注文情報を取得できます。
在庫連動について:
Shopifyを通して作成した商品のみ、RMSと在庫連動がなされます。
費用について:
アプリ自体の費用は発生しませんが、「楽天市場」のオプションサービスであるRMS商品一括編集機能(月額10,000円税抜)が連携には必須となっております。
引用:Shopifyと「楽天市場」の販売チャネルがスタート>>
楽天ショップの開設をする。
Shopifyと楽天を連携するためには、楽天ショップの開設が必要です。
楽天ショップを開設することで、Shopifyの月額料金と楽天ショップの費用がかかり、固定費が増える点に注意してください。
また、アカウントの開設には2週間から1ヵ月程かかり、その間連携作業を行うことはできません。
楽天市場販売チャネル」をインストールする。
「アプリを追加する」からインストールしてください。
「販売チャネルを追加する」をクリックする。
ショップ情報を入力し「接続」をクリックする。
- 楽天市場店舗のURL
- RMS APIライセンスキー
- SMTP ID
- SMTPパスワード
商品管理ページから「商品を追加する」をクリックし、商品情報を入力する。
販売チャネルの「管理」から「販売チャネルの表示/非表示を管理する」のページへ移動する
「Rakuten Ichiba(jp)」のチェックボックスにチェックする。
商品ページに戻り「Edit Product」から商品名やキャッチコピーなどの商品情報を編集する。
配送方法や送料などは楽天ショップのデフォルトの設定になっていますので、商品画面から編集してください。
商品登録完了後にオープン審査を受ける。
オープン審査の結果は結果が出るまで2週間から1ヵ月程かかります。
楽天ショップの開設+オープン審査を合わせて1ヵ月〜3ヵ月程かかる点に注意してください。
審査完了後、楽天市場でも商品の販売が可能になります。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携方法|RMSのアカウントを登録済みの場合
こちらの章では、楽天ショップを解説済みの方向けに連携方法の解説をしています。
まだ楽天ショップを解説していない方は、前の章で楽天ショップの開設から説明していますので、そちらをご参考にしてください。
連携前に注意点を確認する。
アカウント連動について:
Shopifyのアカウント1つにつき、連携できるRMSアカウントは1つです。
商品登録について:
アプリを通して新規商品を登録する必要がございます。RMSにすでに登録されている商品を連動させることはできません。
受注管理について:
Shopifyを通して作成した商品のみ、Shopifyアプリ上で注文情報を取得できます。
在庫連動について:
Shopifyを通して作成した商品のみ、RMSと在庫連動がなされます。
費用について:
アプリ自体の費用は発生しませんが、「楽天市場」のオプションサービスであるRMS商品一括編集機能(月額10,000円税抜)が連携には必須となっております。
引用:Shopifyと「楽天市場」の販売チャネルがスタート>>
メールアドレスを設定する。
Shopifyで設定しているメールアドレスをRMSの「店舗連絡先メールアドレス」に設定してください。
*設定したメールアドレスは、店舗紹介ページやユーザーに送信される送信元のメールアドレスになります。
配送方法を設定する。
配送方法一覧から配送方法を設定してください。
配送方法を「国際配送」と選択することで、海外配送にも対応できます。
*商品の出荷元が海外の場合は、「国際配送」を選択してください。
リードタイムを設定する。
商品の注文確定から出荷までかかる時間を設定します。
設定した時間が商品ページに表示されますので、正確なリードタイムを記載してください。
SMTP AUTH IDとパスワードを取得する。
「あんしんメルアド」を送信するために、SMTP AUTH IDの取得が必要です。
RMSのメインメニューから「R-Login」をクリックし、安心メールサービスから「メールサーバー設定情報」をクリック。
取得が完了しましたら、Shopifyアプリ「CredentiaInformation」に設定します。
顧客が楽天市場で買い物をする際に、顧客のメールアドレスが楽天市場より提供される暗号化されたメールアドレスになって、店舗に届くようになるサービス。
メールアドレスを暗号化することによって、メールアドレスが保護され、安心安全な買い物ができます。
APIライセンスキーを取得する
APIライセンスキーは「RMS Service Square」のページから取得の申請ができます。
RMSから届く申し込み完了メールにAPIライセンスキーの取得用URLが届きますので、該当URLアクセスし内容を確認してください。
Credential Information」に設定して完了。
*APIライセンスキー取得から30分以上経過してからこちらの作業を行ってください。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携するを際に特に注意するべき点
Shopifyと楽天市場の連携をする際に特に注意するべき点は、以下の点です。
- 連携できるアカウント数は1アカウントまで
- 既にRMSに登録されている商品は連動不可
それぞれ詳しく解説します。
連携できるアカウント数は1アカウントまで
Shopifyと楽天市場を連携する際に連携できるアカウント数は、1アカウントにつき1アカウントとなっています。
複数のShopifyアカウントを運営している場合、1つだけ選択して連携する必要があります。
また、楽天市場につきましては複数アカウントの所持が禁止されている点に注意してください。
連携する際は、どのShopifyアカウントと連携することが1番効率的か考える必要があります。
既にRMSに登録されている商品は連動負荷
既にRMSに登録されている商品をShopify側に登録することはできません。
あくまで「Shopifyに登録されている商品の情報を楽天市場にも登録して、受注情報や在庫情報や在庫情報を連動させる」という流れです。
RMSに登録されている商品をSShopify上で管理したい場合は、登録済みの商品を再度Shopifyアプリ上から楽天市場に紐づけて商品を登録しなおす必要がある点に注意してください。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場を連携するメリット
Shopifyと楽天市場を連携するメリットは、以下の点です。
- 管理運営を一元管理できる
- 自社ECサイトとECモールのデメリットを補える
- 多くの顧客にリーチできる
それぞれ解説します。
管理運営を一元管理できる
連携をしていない場合、朱蒙情報や在庫情報はそれぞれのプラットフォームで管理する必要があります。
Shopify側で受注した情報と楽天市場で受注した情報を統合するには、別途基幹システムを導入する・CSVファイルをダウンロードして手動で計算するといった手間が発生するのです。
Shopifyと楽天市場を連携することでこれらの手間が不要になります。
自社ECサイトとECモールのデメリットを補える
Shopifyと楽天市場は、「ECサイト」と「ECモール」の違いがあります。
サービス |
種類 |
特徴 |
Shopify |
ECサイト |
・カスタマイズ性が高い。 ・集客は自身でする必要がある。 |
楽天市場 | ECモール |
・カスタマイズ性は低い。 ・プラットフォームによる一定の集客が見込める。 |
一般的に自社ECサイトは、カスタマイズ性が高くブランディングがしやすいといったメリットがあります。
しかし、モールの集客力に頼れないため、1から自身で集客を行う必要があり、訪問客をあつめるまで時間がかかるといったデメリットがあります。
比較してECモールは、カスタマイズ性が低くブランディングがしづらいというデメリットがありますが、プラットフォームによる集客が期待できるといったメリットがあります。
Shopifyと楽天市場を連携することでこれら双方のデメリットを補えるのです。
ECサイトと立ち上げ初期は、プラットフォームによる集客が見込める楽天市場から集客を行い、自社のブランディングには、カスタマイズ性の高いShopifyで行うといった運営が可能になります。
多くの顧客にリーチできる
Shopifyと楽天市場は、利用しているユーザー層が異なることから、連携することで多くの顧客にリーチをかけられます。
特に楽天市場は日本国内で圧倒的な知名度を誇っており、利用しているユーザー数も多いです。
その膨大なユーザー数に対してリーチできることは、大きなメリットです。
Shopify(ショッピファイ)は楽天ペイの利用がおすすめ
Shopifyと楽天市場を連携する場合、楽天ペイの利用をおすすめします。
楽天ユーザーの多くは楽天ペイを利用しており、楽天ペイを導入していないことで、ストアを離脱することに繋がります。
楽天ペイは「SBペイメント」を利用することで、導入できますのでご活用ください。
また、SBペイメントを利用することで楽天ペイだけでなく、クレジットカード・PayPay・キャリア決済・Webコンビニ決済を一括で導入できる点もポイントです。
決済名 | SBペイメントサービス |
対応ブランド | Visa
Mastercard American Express JCB Diners |
対応決済方法 |
クレジットカード PayPay キャリア決済 楽天ペイ Webコンビニ決済 |
決済手数料 |
3.15%~3.45% (クレジットカード) 3.3% (PayPay) |
振込手数料 | 500円 |
初期費用 | 無料 |
URL | SBペイメント>> |
参考:Shopifyの決済方法は?手数料・Shopify Payment・コンビニ決済について解説!>>
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携に関するよくある質問
- 楽天市場からShopifyにCSVを利用して移行する方法
- Shopify(ショッピファイ)とAmazonの連携について
それぞれ解説します。
楽天市場からShopifyにCSVを利用して移行する方法
Shopifyに登録する。
「Shopify14日間無料トライアル」からShopifyに登録してください。
Shopifyの初期設定につきましては、以下の記事をご参考にしてください。
参考:Shopifyの使い方・始め方。メール・機能別の使い方を初心者向けに解説!>>
Shopifyアプリ「Excelify」をインストールする。
「Excelify」をリンクからインストールしてください。
商品ページ設定から「CSV更新」ボタンをクリックしてCSVをダウンロードしてください。
Excelifyの管理画面かを開いて「add file」からデータを取り込んでください。
Shopify(ショッピファイ)とAmazonの連携について
ShopifyとAmazonの連携方法は、以下の手順通りです。
管理画面上で、販売チャネルの見出しの横にある「+」ボタンをクリック。
販売チャネルを追加ダイアログで「Amazon」をクリックすると、この販売チャネルに関する詳細情報が表示される。
「チャネルを追加」をクリック。
Amazonアカウントページで「Amazonに接続」をクリック。
プロンプトに従って、ShopifyとAmazon Seller Centralのアカウント間で、情報をシェアできるようにする。
完了すると、管理画面にリダイレクトされます。Amazon Seller Centralのアカウントのユーザー権限アクションで、Shopifyの開発者アクセスを確認します。
*現在Amazon販売チャネルのサポートは終了しています。Amazonで販売を続けるためには、「Amazon by Codisto」などを利用する必要があります。
Shopify(ショッピファイ)と楽天市場の連携|まとめ
Shopifyと楽天市場の連携について解説しましたが、ご参考になったでしょうか?
Shopifyと楽天市場を連携するメリットは、以下の点です。
- 管理運営を一元管理できる
- 自社ECサイトとECモールのデメリットを補える
- 多くの顧客にリーチできる
Shopifyと楽天市場を連携する注意点は、以下の点です。
- 連携できるアカウント数は1アカウントまで
- 既にRMSに登録されている商品は連動不可
楽天市場は、日本国内でも圧倒的な知名度・利用者数を誇り、連携することで売上アップを期待できます。
楽天ショップの運営に別途費用がかかってしまうというデメリットもありますが、膨大な数を誇る楽天ユーザーに対して販路を広げられる点は大きなメリットです。
これからShopifyでECサイトを開設する方も既に開設している方も、ぜひ楽天市場と連携してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。