「お客様に世界一新鮮な常備野菜を供給する」。 ‐ GG.SUPPLY株式会社 代表取締役 國村隼太

2021年6月設立。農薬ゼロの野菜のみ販売。収穫から30分の無菌・農薬ゼロ野菜をデリバリーする。『世界で一番速い。農薬ゼロの新鮮野菜配達』【GG.SUPPLY(ジージーサプライ)】を、福岡・天神に、2021年12月4日(土)にオープン。

GG.SUPPLY株式会社 代表取締役 國村 隼太

経歴: 

福岡大学卒業後、人材会社を経て広告代理店に入社。大学在学中から水耕栽培に関して有限会社グリーングリーンの代表 上杉と当ビジネスモデルを計画。2021年6月にGG.SUPPLY株式会社を設立。 

 

◎創業のきっかけは何ですか?

 大学時代の勉強がきっかけです。私自身は臨床心理学科に在籍していました。臨床心理学では、幅広い精神医学・神経学を学びました。また、行動経済学の観点で、野菜を消費者どのような行動プロセスを経て買っているのかを見たときに、今は野菜が手軽に購入出来る中で、「無農薬野菜を今すぐに欲しい!」と思っても、ほとんど不可能なんです。

 

仮に「今食べている野菜って安全ですか?」って聞かれたときに「YES」って答えられる方って日本に1%もいないと私は思っています。その現状を考えた時にこれって解決できないのかなと思ったのが創業のきっかけになりました。 

 

そこから、水耕栽培事業において日本で一番歴史のある企業の有限会社グリーン・グリーン代表の上杉とコンタクトを取り、大学在学中から一緒に動きました。

 

 ◎上杉さんはどのような授業をされていたんですか?

 確かに授業を行うこともありましたが、授業では直接的な関わりはほとんどありませんでした。私が水耕栽培事業について調べていた結果、上杉に辿り着き、自分からコンタクトを取って直接話をしに行きました。

 

当時は止まった情報というか既にある情報を聞いて理解はできたが、アウトプット出来ていなかったんです。そこで情報を上杉に聞いたり、現場に直接行って生きた情報を得ることが出来たのでより理解が深まったと思います。 

 

◎では國村様が問題意識を持ったことをきっかけに学生時代から動かれてたんですね。

そうですね。事業形態自体は在学中にいま行っている形でおおよそ固まっていたので確実にコンセプトの認知を広めていくことが命だと思いました。またこの事業を広める力を身に着けるため、広告に関われる仕事として広告業界に入りました。 

 

◎有限会社グリーングリーンでは野菜自体生産してたんですか?

 生産自体は行っていないです。BtoCと BtoBの事業どちらも行っていてtoCでは家庭用の水耕栽培キッドをオンラインで販売して、toBでは業務用の水耕栽培資材の販売を行っています。

 

実際、肥料や資材の製作・コンサルなど全て自社で出来る中で、唯一自分たちで作って販売することだけはまだやったことがなかったんです。コンサルも行っているので実際に作ることは技術的に可能だったのですがそこまで手が回っていませんでした。そこに私が入って新しい事業を行う形であればビジネスとして合致するポイントもあったので有限会社グリーングリーン方では資材から肥料など土台部分をお願いして、我々の方で販売をしていく形で一緒に行っていく形でやっています。 

 

◎もともと作るという構想自体はあったんですか? 

構想としてはありましたが、動き出していなかった状態ですね。水耕栽培の家庭用キットや事業用のキットも事業が成長して、全国の植物工場でもグループ会社の肥料をほとんどの会社が使っているくらいなのでそこまで手が回っていなかった状況です。

 

◎実際に今回、GG.SUPPLYでされている事業が固まったのはいつ頃ですか? 

2020年くらいに固まって、タイミングや動き出し方が固まって今回動き出しました。石油価格の高騰やコロナの時期もあって逆にこれが事業を後押しされた部分でもありました。 

 

◎この事業を始めた初期段階ではどういうことをされたのかお伺いしてもいいですか? 

売るという事も大切ですが、売ることよりも「共感」してもらうことが大切だと思っています。

 

我々が「なぜ採れたてを届けるのか」、「なぜ無農薬野菜を作っているのか」、「なぜ無菌状態で作っているのか」全てをまとめると「健康」の為だよねということをひとり一人に共感してもらう事が先だと思っているので、まずはそのコンセプトの共感と認知を広げるところから徐々に始めていきました。 実際にチャレンジする中で、まだまだ難しいなと感じる部分はあります。 

 

◎いまはSNSなどこれまでの広告業界での経験を活かして動かれている状況ですか? 

そうですね。実はいま力を入れているのが地域密着型のオフライン戦略に力を入れています。最初はそれこそどんどんネット広告を回そうと思っていましたが、実際に店舗をおいてみて、福岡というコミュニティで見たとき、地域のつながりが凄く強いという印象がありました。我々みたいなカフェでもない謎に光っている白い建物があるとすぐには街並みに馴染んでいかないんです。

 

店頭に立ってお客様に直接聞いてみると、衝撃的な店舗の光景に興味津々であることは分かるのですが「入りづらい」「何なのか分からない」という印象を抱かれていることが凄く多かったので、今後は店頭にモニターを設置して「野菜ってこういう流れで出来ているんです」と伝えることや、チラシ・試食会のイベントで私達はこういうことをやっているんですと地域の方に口コミで認知を広めていくことを今はメインに行っています。 

 

◎いまはデリバリーで野菜を提供されているんですか? 

そうですね。メインはデリバリーで行っていて、店舗でも販売しています。またいまは新しくサブスクで定期便とギフト配送も始めました。なので現状は4つになります。

 

 ◎食べる頻度としてはどれくらいになるんですか?

 我々は商品を常備野菜と呼んでおります。というのも、いま私の自宅で保存しているGG.SUPPLYの野菜だと3週間新鮮な状態を維持して保存できているんですよね。

 

一般的にスーパーで買った野菜だと1~2日でゴミ箱に捨てざる負えないものがほとんどですよね。これは収穫してから10日くらい経っている上に、運搬の段階で不特定多数の人の手に触れているので雑菌が繁殖してしまっているからです。

 

後は劣化が早い理由として、食卓まで運ぶ段階で常温と冷蔵を繰り返すことが挙げられます。野菜は常温で育てますが、そこから業者に持って行って保存するときは必ず冷蔵庫に入れるんです。そこから最初の卸業者から仲卸業者に運ぶ時にまた常温になって、また冷蔵庫に保存されるんです。これを消費者に届くまで何度も繰り返すので凄く野菜が疲れちゃうんです。だから普通の野菜って冷蔵庫にいれても早く食べきらないと腐ってしまうってイメージになってるんです。

 

そこで我々の野菜はどうかというと、採れたての野菜を30分以内に食卓まで届けるので、ワンクリック押せば届いちゃう上に、保存が効くので常備野菜として定期的に常備しておいて下さいね。と言えるのが我々の商品です。 

 

◎基本的には全国配送というよりかは店舗で事業展開をされるような形ですか? 

そうですね。都心部に立てていくようなイメージですね。例えば福岡は4から5店舗立てれば全域囲えます。会社としてSDGsにも真剣に取り組んでいるため、地産地消を進化させた「近所産・近所消」と言えるほど、より点で動いています。昨今、石油高騰問題もあり、実際に農家さんの中でもビニールハウスが建っているところでは温度調整の為に暖房を多く使うので石油も大量に消費するんです。

 

あとは野菜を運搬する際にも一般的な野菜はトラックで長距離移動させるので大量のCO2が消費されます。その点、我々は自転車だったりバイクで近所コミュニティに届けるので「近所産・近所消」の店舗を地域ごとに建て、エリアをカバーしてくようなイメージをもっています。

 

 ◎ある程度拡大したときにある程度価格も下げられるだろうとおっしゃっていた所もあると思うんですけど、地方に大きな工場が建って大量に作るから安いモデルではないということですか?

 ではないですね。それは従来の植物工場の形で大量に生産してその分大量に破棄も出たりする。そもそも参入コストが高いのもあります。そこを一気に凝縮したのが我々になります。 なのでスーパーと比較するのではなく、新しい価値観を広めて「健康という商品」を売るイメージですね。

 

 ◎では現段階だとその世界観を作るためのストーリーの普及や地域にどんどん入っていくにあたって具体的にどういうことをされているんですか?

 地域で見てみるとお話している世代の方は年齢層が高い方が多く、その方々に沢山の言葉で説明してもイメージが伝わりずらいので、動画を作成して一般的な野菜とGG.SUPPLYの野菜の収穫までのストーリーの違いを実際にご覧頂いております。 やはり消費者からすると、実際に野菜が提供されるまでの流れをイメージしづらいです。

 

そして最近は消費者の食に対する感度が上がってきているんです。これまでは生産者の顔がパッケージに乗っていたら安心だよねという時代が前にはあったんですけど、今では写真が載っていてもそれまでに「誰が触ったのか分からない野菜は不安」という声がヒアリングをする中で多く聞きました。

 

では実際にどういう流れで野菜がきているのかをイメージしてもらうことが大切だと思い、その流れが分かる動画を作って店舗においてご覧頂くだけで分かるようにする。そういったものをまとめた冊子を作成したので地域に配布していく。我々は「近所産・近所消」なので大きく告知して福岡県内全域に告知すればオッケーというものでもないんです。

 

後は地域のイベントに参加するなど、地道に積み重ねて共感をしてもらう。まさかここまで広告業を学んできてオフラインに全力投球するとは思っていませんでしたが、アナログの大切さも実感しました。「お客様と直接対話すること。」ネットにはないリアルの距離感でつなげていくことを意識して施策を行っています。

 

 ◎今後はどのような展開を予定されてるんですか?

 2022年には東京を始めとした全国への出店を予定していて、福岡全域もカバーできるようにしたいとは考えています。なのでこの年にぐっと展開が進んでいく様なイメージなると思います。

 

また夢としては国内にとどまらず世界でも野菜の新常識としてベーシックな形にできるようにしたいとも思っています。日本国内にとどまらず世界にもカバー出来たら本当に行っている事業が意味を成すと思っています。

 

‐本日インタビューしたGG.SUPPLY株式会社様の情報‐

 会社HP:https://gg-supply.com/ 

オンラインショップ:https://ggsupply.official.ec/