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売れるサービスだけを作り続ける。 – 株式会社FAIR NEXT INNOVATION 代表取締役社長 横山 学

今回は主にIT事業、エンタメ事業を手掛ける株式会社FAIR NEXT INNOVATION、代表取締役社長の横山学さんに創業から現在までのご経歴をインタビューしました。

 

IT事業部ではWEBアプリ、業務システム、AIチャットボットなどソフトウエア全般の受託開発、最新のクラウドを活用したインフラ構築設計をしているそうで、官公庁から民間企業のソフトウエアまで幅広く対応しています。エンタメ事業部では、都立公園での野外フェス・音楽フェスなどのリアルイベントの企画運営や、ミスコンテストを中心とした芸能系WEBオーデションの企画運営をしています。

 

さらに近年は、元々別事業で行っていたIT事業とエンタメ事業を掛け合わせた自社サービスを2つリリースしました。1つは、「RankingMaster」というWEB投票のシステムです。主にミスコンテストなどのオーディションなどで使用されています。もう1つは、「くじライブ」という、タレントのオンライン上のくじ専門メディアです。ガチャガチャのようなサービスで、限定画像や、グッズが当たったりします。

 

横山学 ー株式会社FAIR NEXT INNOVATION 代表取締役社長ー

通信会社にて、入社1ヶ月で社内3位、2ヶ月で1位の営業成績を修める。その後、フリーランスとして活動し、23歳で現在の株式会社FAIR NEXT INNOVATIONを起業。営業マン時代のノウハウを活かしながら、ヒットサービスを世の中に輩出し続けている。

 

起業したいと考えたきっかけは何だったのでしょうか?

私が起業を意識したのは高校1年生の時でした。家族の勧めで読んだ、Panasonic創業者の松下幸之助さんの本に感銘を受けて、経営に興味を持ったことがきっかけです。

 

当時中高一貫校に通ってまして、理数科目が得意だったという理由だけでなんとなく理系を選択したのですが、このまま大学生、社会人になって何をするんだろうと考えた時に、自分も松下さんのようにチャレンジしてみようと思いました。

 

そこで、高校1年生の時に貰ったお年玉3万円くらいを資本に、モノを仕入れてネット販売して利益を得るっていうことを始めました。それが運よく儲かってしまったんですよね笑

そのまま、調子に乗って「松下さんの後に続くぞ!」って心意気で学校も辞めてしまいました。

 

学校まで辞めてしまったんですね!その後はすぐ現在の会社を創業したのですか?

実はその後、10代はあまり目立った取り組みができていなくて。もう20歳になるし「これはやばいぞ」と思い、真剣に起業する方法を考えたのですが、ビジネスのノウハウが全くないことに気が付きました。

 

ノウハウを勉強するために通信系の会社に営業マンとして入社しました。そこで3000人くらいいた社員の中で、入社1か月目で全国3位、2か月目で1位になることができて、4か月目にはマネジメントを任せていただいて。当時まだ20歳だったのですが、全員年上の社員さんで、10人くらいのマネジメントをしていました。

 

元々社会の仕組みやビジネスのノウハウを学ぶことが目的だったので、営業やマネジメントを学ばせていただいて半年くらいで退社しました。

 

まずは会社員からスタートだったんですね。

そうですね、その後は会社員時代の営業・マネジメント経験を活かしたフリーランスのコンサルタントになりました。主に営業が苦手な会社さんに対して営業のコンサルと、儲かる組織づくりのような価値提供をしていました。

 

21歳くらいから1年半ほど、コンサルタントとして常駐して30人くらいの組織をマネジメントしていた顧客企業があるのですが、その時にその会社自体の経営が傾いてしまいました。常に「いつか起業したい」と部下に夢を語っていたこともあって、そのタイミングで部下に「起業するなら今ですよ」って背中を押されまして。

 

やることも決まってないのに、急に起業することだけが決まって。一緒にやりたいと言ってくれた部下の6人と会社を作りました。

 

最初はどのようなビジネスから始めたのですか?

元々通信系に強かったこともあるので、コールセンター事業を立ち上げました。携帯キャリアのサポートセンターの下請けをして、アルバイトを100人くらい雇ってコールセンターを運営していたのが最初のビジネスです。

 

立ち上げの際はスムーズに事業を始められたのですか?

お恥ずかしい話、最初は失敗ばかりでした…。自己資金だけで、起業をしたのですが、初月に大口な取引を受注し、安心していました。そうしたら約束の期日になっても支払いがない事件がおきてしまいました。

 

未払い事件は起業から2か月後で。その間の6人分の給与と設備費用など含めた全運転資金を払ってしまっていたので、3か月目にして資本金マイナススタートという形になりました。

 

資金ショートの原因は何だったと振り返りますか?

当時ビジネスのノウハウや、社会の仕組みは理解していたつもりでした。しかしお金の稼ぎ方がわかっても、それは経営ではないことに気が付いていませんでした。会社を守る為には法務も整えなければならないし、資金繰りについては財務もしっかり考えないといけない。売上が上がれば会社は潰れないと錯覚していました。そこが大きな間違いでした。営業は、経営の1要素に過ぎず、経営とは、理念・ビジョンは当然として、営業・広報・財務・管理・人事、等多くの要素のバランスをとる事だと気づきました。

 

その後はどのように立て直したのでしょうか?

フリーランス時代にお取引のあった社長に、「何でもするので仕事ください」みたいな話をして笑。契約金をいただいて、なんとか首の皮一枚で繋がりました。その手を差し伸べていただいた会社が広告代理店だったんですね。そこで初めて広告業界を知って、展示会の企画運営とか、BotoB系のイベントを手伝う機会から、ビジネスチャンスを感じ、事業転換をしました。

 

最初の数ヶ月で事業転換ですか?

コールセンター事業自体は続けまして、6人の部下に任せて収益を得ていました。その上で私が、新規事業を手掛けていました。具体的には当時東京で「ご当地グルメ」というキーワードが流行っていたのですが、それを地方にもっていったら需要があるのではないかと思いまして。スキー場、遊園地、プール、動物園などのレジャー施設の繁忙期にご当地グルメフェスができないかと、提案して回りました。

 

当時、繁忙期にはご飯を買うのに1時間待ちが発生してしまうこともあり、この課題解決と集客対策ということで始めたのですが、その後食フェスをしている同業者の方々からお声掛けいただきまして、公園でやっているような食フェスも手伝うようになりました。

 

その中で課題等はありましたか?

段々と食フェスもコモディティ化してしまって、毎週どこかしらの公園で食フェスをやっているような時代に変化してしまったので、集客対策をさらに考えなければならないようになりました。

 

そこで、食フェスにエンターテインメントの要素を入れたら新しい顧客属性に訴求できるのではということでした。食フェスの空きスペースにステージを設置してアイドルやアーティストさんがLIVEをするエリアを作り「喰らいマックス」という名称で新たなイベントコンテンツとして始めました。

イベント企画事業に一本化ではなく、2016年にIT事業部を立ち上げていますがこの経緯はどのようなものだったのでしょうか?

レジャー施設とのイベント企画を通して、ITの需要があることを知りました。現場の担当者の年齢層が高く、PCの使い方やIT化の方法について現地に行くたびに毎回のように聞かれました。当時の私はIT屋ではないにも関わらず、私が若いという理由だけで、「チケットってIT使えばピッてできるんでしょ!」とか。笑

 

この経験からクライアントの課題解決に幅広く応える為にITも必要と考え、IT事業部を発足しました。そのタイミングでIT人材の採用にも力を入れました。

 

イベント事業もIT事業も、最初の通信とは全く違うジャンルですが、新しく事業を始める際に気を付けていることはありますか?

まずは、考える前に行動する、行動しながら考えることです。次のトレンドこれかなって思ったら、メリットが生まれそうな業界の最大手を調べて、すぐコンタクトを取ります。

 

ご当地グルメフェスの話も、思いついた時に企画書も無しにスキー場最大手の苗場スキー場に連絡して、趣旨説明をしました。その場で担当者の方にフィードバックをいただいて、それをまとめて改めて企画書にして提出しました。

 

実行力があるんですね。

そうですね、自己資本経営は、スピードが一番重要と考えています。新しいことを始める際は必ずヒアリングからだと考えています。理由としては、お客様が必要とする企画を提出するためには、”答え”を持っているクライアントに直接話を聞いて、アプローチすることが最短距離だと思うからです。

 

イベント事業だけでなく、ソフトウェアの開発の時も先にこういうシステムあったら使いますか?とお取引先に聞いて回ります。そうすると「こういう機能があると便利」とか「こういう仕組みなら導入したい」といったご意見を頂戴出来て。そうすると精度の高い企画ができます。

 

絶対に売れるサービスにする為にはこのプロセスを企画段階でまとめて”答え”を知った上で開発をし、導入が決まった状況でローンチしているからです。このヒアリングの時点で需要の有無は確認できますので、シンプルに需要がないものは商品化しないし、改善してリリースできそうなものは売れるサービスとなります。

 

このヒアリングついでに、「ここが改善したら導入してください」とローンチ前に営業もしてしまいます笑。

 

今後の展望を教えてください。

弊社はレベルの高い人材が揃っているため開発力にも自信があります。この失敗しないサービス化のノウハウで、今後も確実に売れるサービスを作っていきます。現在の自社サービスである、「RankingMaster」、「くじライブ」はローンチから数ヶ月でリクープしました。

 

コロナの状況にもよりますが、リアルイベントのも既に予定が何本も立っています。現在、エンタメ業界は入場制限や感染症対策などのコロナの影響を大きく受けていますが、弊社は自社サービスであるオンライン上のエンタメサービスと連携する事で、イベント事業のリスクヘッジができることで、この市況下でも積極的に開催することができています。

 

新サービスを順次開発をしていき、共に働く社員や、クライアント、エンドユーザーを幸せにしていきたいと考えています。

-本日インタビューした株式会社FAIR NEXT INNOVATION様の情報-

HP:https://fair-next-innovation.co.jp/

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