こちらの記事では、Hubspot(ハブスポット))について解説しています。
Hubspot(ハブスポット)のCRM・料金・api・使い方・その他詳しく解説していますので、参考にしてください。
Hubspot(ハブスポット)とは?
Hubspotとは、アメリカで開発されたインバウンドマーケティングのプラットフォームです。
インバウンドマーケティングとは、Webサイトやブログ、ソーシャルメディアなどで役立つ情報を提供し、自社を見つけてもらい、見込み顧客を獲得・育成して、顧客になってもらうまでのマーケティング手法です。
顧客に狙いを定めたプッシュ型の「アウトバウンドマーケティング」と比較して、訪問営業にかかるコストを抑えられるといったメリットがあります。
参考:インバウンドマーケティングとは?メリットや効果・実践方法を紹介>>
マーケティング・セールス・カスタマーサービスを支援する3つの製品を提供しており、CRMに関しては無料です。
低コストで導入する事ができ、マーケティング施策の規模などによってアップグレードをして、機能を拡張する仕組みです。
また、従来のサービスでは、マーケティング情報を一元管理することが難しく、情報が分散してしまい、管理がしづらいといったデメリットがありました。
Hubspotは、1つのサービスの中で情報をまとめて管理することができ、効率的な運用が可能になります。
導入費用を抑えつつマーケティング情報を一元管理したい企業におすすめのツールです。
▶Hubspot本社の会社概要
会社名 | Hubspot(ハブスポット) |
株価 |
$651.15(2021年12月21日) |
収益 | 8.83億アメリカ合衆国ドル |
CEO | ヤミニ・ランガン |
本部所在地 | アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ |
設立 | 2006年6月 |
従業員数 | 3,387人(2020年) |
創設者 | ダルメシュ・シャー、ブライアン・ハリガーン |
子会社 |
▶Hubspot Japanの会社概要
会社名 | Hubspot Japan |
所在地 | Shin-Otemachi Building 3F, 2丁目-2-1 大手町 千代田区 東京都 100-0004 |
WebサイトURL | https://www.hubspot.jp/ |
引用:Wikipedia
Hubspot(ハブスポット)が提供しているツール|できること
Hubspotが提供するサービスには以下のサービスがあります。
- Hubspot CRM
- Marketing Hub
- Sales Hub
- Service Hub
- CMS Hub
- Operations Hub
それぞれのサービスでできることを解説します。
Hubspot CRM
Hubspot CRMは、Hubspotにより無料で提供されているCRM機能を持つツールです。
顧客とのやり取り情報の情報を集約して管理することができ、顧客のアクティビティーを全てデータベース化することで、それぞれの顧客が購入プロセスのどの段階にいるのかを明確化できます。
また、複雑な設定をしなくても他のHubspotのツールと自動的に連携されます。
▶主な機能
- コンタクト、取引、タスクの管理
- Eメールのトラッキングとエンゲージメント通知
- Eメールのテンプレート作成とスケジュール設定
- ドキュメント共有
- ミーティングのスケジュール設定
- ウェブチャット
- 見積書の作成
URL:Hubspot CRM>>
Marketing Hub
Marketing Hubは、専門的な知識がなくてもWebサイトやLPを作成できるツールです。
また、サイトへの流入者を増やすために、最適なキーワードの分析などの機能が備わっており、専門的な知識がなくても簡単にSEO対策が行えます。
▶主な機能
- ブログ
- SEO(検索エンジン最適化)
- 広告のトラッキングと管理
- ソーシャルメディア管理
- 動画
- ウェブチャット
URL:Marketing Hub>>
Sales Hub
Sales Hubは、営業チーム内の情報共有や、さまざまな業務上のプロセスに必要な機能が集約されたツールです。
コールやメールのトラッキング、ウェブチャットと言った、セールスを促進させる機能を多く備えています。
▶主な機能
- Eメールテンプレート
- Eメールトラッキング
- ドキュメント管理とトラッキング
- コミュニケーションインテリジェンス
- コールのトラッキングと記録
- コンタクト管理と顧客プロファイル
URL:Sales Hub>>
Service Hub
Service Hubは、顧客データとコミュ二ケーションチャネルを一元管理できるツールです。
顧客への効率的な支援提供、顧客の維持率の向上、顧客基盤の拡大が可能になります。
▶主な機能
- ヘルプデスクとチケット管理
- ナレッジベース
- ウェブチャット
- カスタマーポータル
- VoIP通話
- カスタマーサービスの自動化
URL:Service Hub>>
CMS Hub
CMS Hubは、Webサイトの運用や開発を効率化できるツールです。
SEO対策や多言語コンテンツの作成などにより、Webサイトの作成や集客を効率的に行うことができます。
また、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で開発・編集を行うことができ、テンプレートも用意されているので、開発に不慣れな方でも比較的簡単に開発を行うことができます。
▶主な機能
- SEO推奨(アドバイス)
- Webサイトテーマ
- 統合型のCRM
- ドラッグ&ドロップエディター
- 適応型テスト
- コンタクトアトリビューションレポート
URL:CMS Hub>>
Operations Hub
Operations Hubは、データの同期やアプリ間の連携を簡単にできるツールです。
外部のアプリケーションと連携することで、より効率的にデータを管理することができ、部門間の連携強化を期待できます。
また、地域の管理や契約の更新といったプロセスの自動化もできます。
▶主な機能
- データ同期
- データ品質管理オートメーション
- カスタムプロパティー
▶同期できる外部サービス
- Microsoft 365
- Square
- Zendesk
- INTERCOM
- aircall
- Mailchimp
URL:Operations Hub>>
Hubspot(ハブスポット)の料金(価格)は?
Hubspotの料金は、「Staeter」「Professional」「Enterprise」の3つのプランに分けられ、利用するツールによって料金が異なります。
利用ツール別の料金につきましては、以下の表を参考にしてください。
▶利用ツール別の料金
ツール | マーケティング | セールス | カスタマーサービス | CMS | オペレーション |
Staeter | 5,400円/月 | 5,400円/月 | 5,400円/月 | 2,700円/月 | 5,400円/月 |
Professional | 96,000円/月 | 54,000円/月 | 43,200円/月 | 43,200円/月 | 86,400円/月 |
Enterprise | 384,000円/月 | 144,000円/月 | 144,000円/月 | 144,000円/月 | 240,000円/月 |
各ツール・各料金プランごとの使用できる機能につきましては、以下のサイトを参考にしてください。
また、Hubspotは無料から利用できます。
無料プランで利用できる機能につきましては、以下の表を参考にしてください。
▶CRMの機能
CRM |
|
引用:価格表|無料ツール
▶無料で利用できる各ツールの機能
マーケティング |
|
引用:価格表|マーケティング
セールス |
|
引用:価格表|セールス
サービス |
|
オペレーション |
|
Hubspot(ハブスポット)の使い方
Hubspotの使い方について解説します。
以下の章を参考に実際にHubspotを使ってみてください。
Hubspot(ハブスポット)の使い方|登録
Hubspotに登録していない方は、以下の手順を参考にHubspotに登録してください。
Hubspot公式サイトにアクセス。
今回は、Marketing Hubを選択します。
- 名前
- メールアドレス
入力後「次へ」をクリックしてください。
Googleアカウントでも登録できます。
質問に回答後、登録したアドレス宛にメールが届きますので、確認してください。
詳しいHubspotの使い方につきましては、以下の記事を参考にしてください。
Hubspot(ハブスポット)の使い方|ログイン
Hubspotへのログインは、以下のURLから行ってください。
▶https://app.hubspot.com/login?
Hubspotにまだ登録していない方は、以下のURLから新規登録を行ってください。
▶https://www.hubspot.jp/products/
Hubspot(ハブスポット)は使いづらい?
実際にHubspotを使ってみましたが、以下の点が使いづらいと感じました。
- 無料の機能だけでは不十分
- 日本語表示に対応していない機能がある
- 慣れるまで難しい
無料の機能だけでは不十分
自動化をして業務を効率化する場合は、無料の機能だけでは不十分だと感じました。
有料版でないとワークフローがないので、パイプラインを管理するために不足している面があります。
日本語表示に対応していない機能がある
大体の機能は、日本語表示に対応しているものの一部日本語表示に対応していない機能がありました。
英語に不慣れな方は難しいと感じるかもしれません。
慣れるまで難しい
Hubspotは、多機能で優秀なツールですが、機能が多い故に難しいと感じました。
他のCRM/MAツールを利用したことのある方は、すぐに慣れると思いますが、はじめて利用する方は慣れるまで難しいと感じるかもしれません。
Hubspot(ハブスポット)のapiについて
Hubspotは、APIを利用して外部サービスと連携することができます。
APIの範囲は、CRMからCMSまで多岐にわたり、APIを利用することでできることの幅が大きく広がります。
apiの使い方・連携|目的別
目的別のAPIの使い方を解説します。
- Hubspot APIキーへのアクセス方法
- GASを用いてHubspotのデータをGoogleスプレッドシートに書き出す方法
- clientを使ってHubspotのdealを取得する方法
Hubspot APIキーへのアクセス方法
APIキーへのアクセス方法につきましては、以下の記事を参考にしてください。
GASを用いてHubspotのデータをGoogleスプレッドシートに書き出す方法
GASを用いてHubspotのデータをGoogleスプレッドシートに書き出す方法につきましては、以下の記事をさんこうにしてください。
参考:HubspotAPIをGASで叩けるようになるまで>>
clientを使ってHubspotのdealを取得する方法
clientを使ってHubspotのdealを取得する方法につきましては、以下の記事を参考にしてください。
参考:cilentを使ってHubspotのdealを取得する>>
apiの上限・制限について
HubspotのAPIには、回数制限があります。
各APIではなく、すべてのAPIの利用回数を合算した値です。
APIにより、カウント方法が異なったり、カウントされないAPIもありますので、公式のドキュメントを参考にご確認してください。
また、APIの利用回数につきましては、ポータルで契約している料金プランによって異なります。
Hubspot(ハブスポット)とSalesforce(セールスフォース)の違いは?
Hubspotと並んで多く利用されている業務管理ツールとして、「Salesforce」が挙げられます。
Salesforceは、Hubspotと同じくクラウドベース型のCRMプラットフォームであり、営業・カスタマーサービス・マーケティング・マーケティング向けの各種アプリケーションにより、顧客と企業を結び付けることができます。
HubspotとSalesforceの比較につきましては、以下の表を参考にしてください。
▶営業支援ソフトウェアの費用(50名のチームの場合)
ツール | Hubspot | Salesforce |
定価 | 月額720,000円 | 月額900,000円 |
ライセンス費用 | ユーザーを追加する場合、1名につき月額14,400円 | ユーザーを追加する場合、ユーザー1名につき月額18,000円 |
カスタマイズのしやすさ | 簡単で素早い。
比較的簡単にカスタマイズできる。 |
カスタマイズ性がとても高い。 カスタマイズに専門的な知識が必要 |
導入支援 | 360,000円 | 約520,000円 |
1年間に必要な推定総額 | 9,000,000円 | 約26,875,200円 |
HubspotとSalesforceの大きな違いとして、料金が挙げられます。
50名のチームを例として計算すると、Salesforceの方が年間で3倍近く費用がかかることがわかります。
リソースに余裕のない場合は、Hubspotがおすすめです。
また、Salesforceはカスタマイズ性が高く複雑な組織の仕組みにも対応できますが、カスタマイズに専門的な知識が必要なほか、多くの工数がかかるデメリットがあります。
その反面、Hubspotは比較的簡単にカスタマイズを行うことができ、工数を抑えられるメリットがあります。
より詳しいHubspotとSalesforceの比較は以下のサイトを参考にしてください。
また、HubspotとSalesforceは連携することができます。
どちらも優れた同期機能を備えているため、片方で変更を加えると、もう一方にも自動的に反映されます。
参考:HubspotのSalesforce連携をインストールする>>
Hubspot(ハブスポット)|まとめ
Hubspotについて解説しましたが、参考になったでしょうか?
Hubspotは、無料から利用することができますので、興味のある方は実際に利用してみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。