近年のコロナ禍の影響や働き方改革などにより、仕事をする場所も多様化してきています。カフェやコワーキングスペースを利用してのリモートワークの際に、無料Wi-Fiのお得感に惹かれて、ついつい気軽に利用してしまいがちです。
しかし、無料Wi-Fiは通信が不安定だったり、思わぬリスクが潜んでいる場合もあります。今回は、インターネット利用において知っておきたいリスクと、VPNのメリット・デメリットについて解説します。
インターネットのリスク
今やインターネットは、仕事だけでなく日常生活とも切り離せないものとなっています。身近な存在になっているからこそ、リスクを忘れてしまっていませんか?
特に、会社で支給されているパソコンはファイヤーウォールやセキュリティソフトなどで守られていますが、プライベートで使用するパソコンは対策がされていないこともしばしば。今こそ、インターネットのリスクを改めて確認してみましょう。
情報漏洩の危険性
ネットショッピングやネットバンキングなど、現代ではインターネット上で個人情報を入力する場面も多くあります。恐らくインターネットを利用するほとんどの人が、個人情報の扱いには気をつけているはずです。
しかし、怪しいサイトにアクセスしなければ大丈夫だと過信するのはとても危険です。「無料でプレゼント」や、「簡単なアンケートで贈呈」など、一見安全そうなサイトでも、小さな誘惑につられて気軽にアクセスした結果、情報が漏れてしまうことも。
インターネットと情報漏洩は切っても切り離せない問題だということを意識し、サイトの運営会社を確認した上で、安易に個人情報を入力しないようにしましょう。
不正アクセス・ウィルス感染
インターネットは世界中とつながっているため、不正アクセスやウィルス感染も常に隣合わせのリスクと言えます。
本来アクセス権限を持っていない者が、何らかの方法でパソコンやインターネットサービスのIDやパスワードが盗まれてしまうこともあります。不正アクセスで最も多いケースが、やはりパスワードの漏洩です。
どこからかIDとパスワードが漏洩してしまい、不正アクセスされる場合もありますし、特定のプログラムで考えられるパスワードの文字列の組み合わせを総当たりでログインを試みる方法もあります。
個人でできる対策は、徹底的なパスワード管理です。できるだけ文字数の多い、複雑な組み合わせにすることで不正アクセスされる確率を下げることができます。
ウィルス感染のリスクも、思わぬところに潜んでいます。インターネットを閲覧している際に、何気なく開いたページがから感染してしまう場合や、スパムメールと気づかずに開いたメールに添付されているファイルやリンクを開いてしまうだけで感染してしまう場合があります。
コンピューターウィルスには様々な物があり、突然パソコンが動かなくなってしまったり、情報が漏洩してしまったり、ポップアップ広告が出続けるものなど、症状も多岐にわたります。
インターネットを安全に使うために知っておきたいこと
日常的に使うものだからこそ、日々意識することで防げることもあります。インターネットを安全に使うために覚えておきたいことを見てみましょう。今日からできる対策もあるはずです。
不明な無料Wi-Fiに接続しない
出所のわからない無料Wi-Fiにむやみに接続するのはとても危険な行為です。通信内容の傍受やなりすましアクセスポイントの利用した中間者攻撃やフィッシング詐欺の可能性も大いにあります。
街中や飲食店などで無料Wi-Fiにアクセスする時は、必ずWi-Fiの出所を確認しましょう。お店や企業が無料で提供するSSIDに似せた名前になっていることもあるので、注意が必要です。
SNSへのログインや個人情報を入力しない
セキュリティ対策のされていないパソコンや、インターネットカフェ、飲食店などの無料Wi-Fi接続時にSNSへのログインやインターネットサービスへの個人情報を入力することも危険が伴います。
特に、インターネットバンキングへのログインやクレジットカード決済などは思わぬトラブルに見舞われることもあるので控えましょう。
暗号化されていないサイトを閲覧しない
SSLやTLSは、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みで、どちらもウェブサイトを運用する上で非常に大切なものです。SSLやTLSを実装することで、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを暗号し、他者に盗まれることを防ぎます。
SSLやTLSに対応しているかどうかは、ブラウザのアドレスバーに鍵マークがついていることで確認することができます。インターネット利用時に、アドレスバーに鍵マークがあれば、そのサイトはデータの安全性と運営元の信頼性が高いということになります。
VPNを使用する
VPNを使用することで、通信を暗号化することができるので安全にインターネットを使用することができます。通信内容の傍受を防ぐだけでなく、安全なアクセス経路を確保する機能もあります。
VPNとは?
VPNとは、Virtual Private Networkの略で、「仮想専用線」を意味します。インターネット上に仮想の暗号化された専用線を置き、安全なアクセス経路を確保した上で重要な情報をやり取りすることができます。これにより、データの傍受や盗み見、改ざんなどの脅威から大切な情報を保護することができます。
NordVPNについての紹介
数あるVPNサービスの中でも、今注目されているものの一つがNordVPNです。他のサービスにない最大のメリットが、次世代の暗号化通信。従来にないものなので、悪意ある第三者が簡単にアクセスできないよう保護されています。
さらに、NordVPNを通してやり取りされたデータやログが残らない、厳格なノーログポリシーが遵守されているのも安心できるポイント。世界59ヶ国、5500ものサーバーから選択できる自由性を保ちながら、マルウェアやウィルスもブロックし、複数デバイスにも対応しています。厳格な何重にも強化されたセキュリティ対策、プライバシー保護はもちろん、安価なコストで通信速度の速さも評価されています。
VPNのメリット
個人情報はもちろん、仕事でのインターネット利用において一番重要なのがセキュリティ対策です。VPNのメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
データの傍受や盗み見、改ざんなどのリスクの低減を始めとしたセキュリティ対策が最大のメリットです。アクセスが匿名化されるため、悪意のある第三者にIPアドレスを知られる心配もありません。
専用線と比べると、速度や安定性はやや劣ると言われるVPNですが、選ぶVPNサービスによって通信速度も安定性も得られます。公衆網を利用するタイプのVPNだと、ユーザー数が増えることでネットワークが混雑し、速度が落ちたり不安定になることがあります。NordVPNのようにサーバー数が豊富で選択肢の多いものを選ぶと良いでしょう。
物理的な距離に関係なく疑似的なLANを構築できることも、世界中とつながるインターネット利用において大きなメリットです。
VPNのデメリット
本来メリットであるはずのVPNの機能も、選ぶVPNサービスによってはデメリットになり得ます。例えば、一部の無料サービスでは、厳格なノーログポリシーを採用しておらず、ユーザーのデータを収集し販売しているところもあります。
セキュリティ面や通信速度、安定性も、VPNサービスによって左右されるところが大きいので、どのVPNサービスを利用するか慎重に比較検討すると良いでしょう。
専用線に加えてコストがかかります。しかし、専用線よりも低コストで専用線とほぼ同じくらいのセキュリティレベルを実現できる点を考えると、VPNのメリットと言えるでしょう。
VPNは安全性に特化した通信ではあるものの、情報漏洩の可能性はゼロではありません。VPNの種類やサービス提供会社によってセキュリティ強度に差があります。どのVPNサービスを導入するかは、安全性を考慮して選ぶようにしましょう。
まとめ
場所を選ばずに仕事ができるように世の中が変化したのと同時に、サイバー攻撃もより巧妙になり、かつてよりもセキュリティ対策の重要性が問われています。どこにいても安全にインターネットを利用できるよう、VPNの導入を検討してみてはいかがでしょう。
近年のコロナ禍の影響や働き方改革などにより、仕事をする場所も多様化してきています。カフェやコワーキングスペースを利用してのリモートワークの際に、無料Wi-Fiのお得感に惹かれて、ついつい気軽に利用してしまいがちです。
しかし、無料Wi-Fiは通信が不安定だったり、思わぬリスクが潜んでいる場合もあります。今回は、インターネット利用において知っておきたいリスクと、VPNのメリット・デメリットについて解説します。