テレビ技術で一目おかれる動画制作を実現する。 ‐ 株式会社2plus – 代表取締役 山田浩貴

2021年10月「ichimoku」という動画編集において最も時間のかかる「テロップ作業」「BGM・SE挿入」などの演出部分を月額定額制で依頼できるサービスを展開。

山田浩貴 経歴:

愛知県出身。大学を卒業後、通信関係の営業職として従事したのち東京へ。東京ではグルメメディアを運営するマーケティング会社の編集部にて、記事や動画などの様々なコンテンツ制作に携わる。その後福岡へ移住し、2021年7月に株式会社2plusを設立。

鈴木 経歴:

愛知県出身。映像制作の専門学校にて番組制作の基礎を学んだのち、制作会社に就職。ADとして従事したのち、23歳でディレクターに抜擢され、主にTBS系列の番組を担当し年間50本以上のVTRを制作。現在はTVのノウハウを活かし数々のYouTube編集や、TVの新番組コーナー立ち上げ・制作を行っている。

 

◎貴社のサービスに関して教えてください。

「ichimoku」とは… >5G時代に突入し、誰でも簡単に動画を制作・投稿することができた昨今、数ある動画の中で他の動画と「差別化」を図るため、「見やすい文字」「見やすい演出」を自身の動画・チャンネルに取り入れてもらう新サービス。 ターゲットは主に「動画編集」をしたことがある人。 

プロのようなクオリティーに上げて、動画をもっと「視聴しやすく」「伝わりやすく」したいけど、自分では中々編集できない人たちに向けた新感覚の動画編集サービスです。

動画の構成は自分たちで創り上げたいが、演出面は手間もかかるしある程度のノウハウも必要。動画全体の流れは崩さずに、演出部分を専門のプロに任せられるという「かゆいところに手が届く」サービスだと思っています。 

YouTubeやTikTokなどのSNSが普及し、誰もがクリエイターになれる時代で、それぞれ自分の動画にこだわりがある。そのこだわりを尊重しつつも、動画全体の魅力を底上げできるのが「ichimoku」の最大の強みだと考えています。

 

◎創業のきっかけは何ですか?

もともとマーケティング会社でコンテンツ制作を行っていて、最初は記事のコンテンツに携わっていましたが、途中から動画制作にも携わるようになりました。

その中で、編集作業や取材を通じて世の中に伝える行為や一連の流れがすごく楽しかったんです。この時の経験が、学生の頃から起業したいという意思はありつつも具体的に何がしたいというのがふわふわしていた僕にとって大きなきっかけになりましたね。

コンテンツを通して企業や人々に魅力を発信できるようなことをやりたいと思いました。

現 取締役の鈴木は、東京でディレクターとしてテレビ関係の仕事をしていました。お互い高校の同級生でもあり、2人ともwebとテレビで異なる分野ではありますが、動画の話をする機会が多くありました。

ここが僕を後押しする部分にもなったのですが、テレビの伝える力や編集力というのがwebの動画制作に携わっていた僕からすると凄くレベルの高いものだと感じました。やっぱり「テレビってすごいな」って思いましたね。

 

◎具体的にテレビ技術の凄さは何ですか?

テロップ加工やエフェクトなどを活用して見やすくする編集技術はもちろん、「魅力を分かりやすく伝える」ための企画・構成力が凄いですね。こういった技術はYouTubeの編集や企業のPR動画など、様々な映像コンテンツに存分に活かせると思います。

近年はテレビの時代は終わったと言われていたりしますが、動画市場が伸びてきている今こそ、テレビ業界の第一線で活躍している人の価値は非常に大きいと感じています。

テレビの技術をもっと手軽に感じてもらえるようなサービスを作り、世の中に発信していきたいなと思ったのが「ichimoku」のリリースでもあり、僕が起業するにあたって後押しをするようなものでもありました。

 

◎会社を立ちあげるまで

前職を退職した後、前職の先輩が会社を立ち上げていて初期メンバーとして参画させていただいてました。

自分自身今年中には会社を立ちあげたいという思いがあったのでそれを鈴木に話していると、鈴木もちょうど「新しいことに挑戦したい」と言っていて、これはやるしかないと思いました。

ただそこから個人で持っている案件、お金周りの事など、今までに関わってこなかった悩みや困難みたいなものは正直なところありました。

「友人など親しい人間と事業を行うと揉める」と良く聞いていたので、お金に関わることは全て税理士同席のもと鈴木と話し合いましたね。

 

◎創業にあたって情報収集はどのように行いましたか?

起業を志したとき僕らは東京に住んでいたのですが、お互い仕事がリモートワークということもあり県外へ移住することも考えていました。

そんな時、前々から住んでみたかった福岡県に「スタートアップカフェ」という起業のサポートをしてくれる施設があるというのを聞いて、福岡で起業することを決めました。

スタートアップカフェで様々なアドバイスをいただいたおかげで、思っていたよりもスムーズに法人設立ができましたね。

その他にも、知り合いの経営者の方に直接聞きに行ったりもしていました。

 

◎創業してからは何をされましたか?

テレビ局の番組制作が既に決まっていたり、個人で持っていた案件を法人にスライドさせて金額等の交渉を行っていました。当初から売上が0という事はなかったので、僕は基本的にプレスリリースや資料作成など、新サービスに注力していました。

僕たちのようなスタートアップ企業は新しいことにどんどんチャレンジしていくことが大切だと思っているので、既存の仕事をこなしつつも積極的に新サービスを生み出していくつもりです。

 

◎「ichimoku」というサービスをリリースされるまでの準備期間は何をされてましたか?

主に企業のチャンネルを運用している担当の方や、ご依頼いただいているクライアント様にヒアリングを行い、動画の編集を外注する上で何がデメリットに感じているか、マイナスな要素は何かを聞きました。

動画制作を外注している企業は、基本的に1人だけではなく複数のフリーランスの方に依頼したりするのですが、そうすると人によって動画の編集にバラつきが出たりするんです。

「演出にバラつきがある」「テロップが伝わりづらい」といった声が一番多く、あとは毎回違う外注先に見積もりを出すのも面倒だという声もありましたね。

そこで、テロップ加工やSEなどの演出面を弊社に一任してもらい、テレビで培った「伝える力」をフルに活用し編集のバラつきを解消できるサービスを提供したいと思いました。

また、ビジネスモデルは今まで動画編集界隈ではあまり見かけなかった「サブスクリプションモデル」を採用しました。これにより、毎月複数の見積依頼や振り込み業務といった面倒な事務作業の軽減、効率化を図れると考えました。

最後に、動画の編集って凄く細かい修正が多くあって。制作会社によっては数回までは無料だけど、それ以上は有料になるような形で修正ごとに費用が発生したりするんです。

動画編集には細かい修正はつきものであり、その度に費用が重なると高額になってしまいますが、サブスクリプションモデルであれば細かい修正にも無制限で対応できるので、追加費用を気にさせることなくクライアント様の理想をなるべく実現できるなと思い、このモデルでサービスを展開しました。

 

◎実際にヒアリングから入ったのは何か理由があったんですか?

特に誰からのアドバイスがあったわけではなく、これまで携わってきた業界の中で課題はある程度想像は出来るものの、実際に聞いてみないと分からないと思っていたので、「とにかく聞きに行こう」と決めて15社から20社程度ヒアリングを行いました。またヒアリングは顧客ニーズが分かる1番の方法でもあると思っていました。

もちろんネットでツールを使うことなども大事な手法だと思いますが、実際に制作している人との繋がりがあるのであれば人脈を活かして聞いてしまった方が正確でリアルな情報収集ができるので、とりあえずヒアリングを行いましたね。

ヒアリングで顧客課題は何かというところが正しく把握出来ないと事業として成り立たなくなるので、ここは泥臭く徹底的に行いサービスを作る上で参考にしました。

 

◎「ichimoku」というサービスを行われていますが、今後どのようなサービス展開をされますか?

サービスを開始してお問い合わせいただいたお客様から動画のカットや繋ぎも入ったプランも欲しいというお声を想像以上に多くいただいたので、今後はこれができるプランをまず作りたいですね。

また、テレビマンの一番の強みである「企画・構成力」を活かし、チャンネルの立ち上げからブランディングなどをサポートする新しいサービスを展開していく予定です。

 

-本日インタビューした株式会社2plus様の情報-

会社HP:https://2plus.co.jp/

ichimokuサービスサイト:https://ichimoku.2plus.co.jp/