ECサイトにおすすめのノーコードツール8選|選び方やメリットも紹介

  • ノーコードツールはECサイトを作るのに適しているの?
  • 自社に合っているノーコードツールの選び方がわからない
  • ノーコードツールを使って作れるECサイトの種類を知りたい

など、ノーコードツールを使用したECサイトの開発に関する悩みをもつ人も多いのではないでしょうか?

ノーコードツールは、ECサイトを比較的簡単かつスピーディーに構築できる便利なツールです。

EC市場でも普及しており、現在ではさまざまなノーコードツールが利用されています。

その数は全世界で300種類以上あると言われているので、これからノーコードツールを使おうとしている人は選ぶだけでも苦労するかもしれません。

そこで今回は、ECサイトの構築ができるノーコードツールの選び方と、おすすめ8選を紹介します。

また、ECサイトをノーコードツールで構築するメリットとデメリットも併せて解説していきます。

ノーコードツールだけでなく、EC構築に関する理解も深めることができる記事になっているので、ECサイト構築を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

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ECサイトはノーコードツールで構築できる

ECサイトの構築方法にはいくつかありますが、現在ではノーコードツールの利用が増加していると言われています。

その理由は、ノーコードツールの特徴である、コーディングなどの専門知識を必要としない点にあります。

0から開発するフルスクラッチという手法に比べると、ノーコードツールによる開発はコスパが良い上にメンテナンス性も高いため、導入のハードルが低いのです。

自社にECサイト構築に必要なスキルを持っているエンジニアがいない場合や、開発予算を立てられない場合でも、ノーコードツールを利用すれば自社でECサイトを構築できるでしょう。

 

ECサイトをノーコードで構築するメリット

ECサイトをノーコードツールで構築するメリットは、以下の4つです。

  • EC市場で広く普及している
  • 料金が安く、非常に高機能
  • プログラミングの知識が不要
  • 開発速度が速い

ノーコードツールでのECサイト構築は、自社に合っているツールを利用できれば、非常にコスパ良い開発手法と言えるでしょう。

では、それぞれのメリットについて詳しく解説します。

EC市場で広く普及している

IT業界に関する市場調査を行うiTRの調査では、ローコード/ノーコード開発市場の2020年度の売上金額は51,580,000,000円で、前年度に比べて24.3%も増加していると報告されています。


引用元:ローコード/ノーコード開発市場規模推移および予測(2019~2025年度予測)|株式会社アイ・ティ・アール

また、ビジネス環境の急激な変化やユーザーニーズの多様化などにより、ローコード/ノーコード開発の注目度が高まっているため、今後もさらにローコード/ノーコードでの開発需要が増加すると予測されています。

EC市場も例外ではなく、世界的に有名なノーコードツールのShopifyでは、世界175ヵ国170万以上で運営されていると言われています。

また、国内で人気のBASEでも1,900,000ものショップが開設されているなど、EC市場でも広く普及していることがわかります。

これらのデータから、ノーコードでのECサイト開発は今後さらに成長していくであろうと考えられます。

ノーコード開発市場が潤っていけば、既存サービスのアップデートや新たなサービス展開も増え、より便利で使いやすいサービスへの進化が期待できるでしょう。

 

料金が安く、非常に高機能

ノーコードツールは専門的な知識がなくても操作可能なため、リリースまでの費用や時間を削減できます。

複雑なコーディング作業がないため自社で簡単に開発でき、開発を外注する必要がないからです。

また、複雑で手間がかかる決済機能や返金機能、アニメーションやCMS機能などを完備しているノーコードツールも存在しています。そのため、ノーコードツールだけで非常に高機能なECサイトが構築できるというメリットもあります。

 

プログラミングの知識が不要

HTMLやCSSなどのプログラミングを使わずにECサイトを構築できる点は、ノーコードツール最大のメリットと言えるでしょう。

ノーコードツールは直感的に操作できるものが多いため、専門的な知識を持っていない人でもECサイトを簡単に構築することが可能です。

スクラッチでECサイトを構築する場合はかなり高度な技術や知識が必要となるため、自社にエンジニアが在籍している場合でも簡単には対応できません。

開発のための専門要員を確保して、時間をかけて進めなければならないでしょう。

一方、ノーコードツールは誰でも簡単に操作可能なので、専門知識や技術の有無などに関わらず比較的短期間でECサイトを構築できます。

 

開発速度が速い

一般的な開発には、プログラミングに関わる複数の言語を使用します。特に0からの開発や、複雑なECサイトの構築には、人手も時間もかかります。

その点、ノーコードツールは基本的にコードを書く必要がないため、必要最低限の人手でスピーディーに開発できます。

また直感的に簡単に操作できるため、業務や仕様変更があった場合でもすぐに対応できます。

「小さくリリースして後々改良を加えていく」など、臨機応変に開発していくことも可能です。

 

ECサイトをノーコードで構築するデメリット

いいことずくめに見えるノーコードツールですが、実は次のようなデメリットもあります。

  • 日本語対応のツールが少ない
  • 開発の自由度が低い

ノーコードツールでECサイトを構築する際は、メリットだけでなくデメリットも理解した上で検討すると失敗が少なくて済みます。

ここでは2つのデメリットを詳しく解説するので、しっかり確認しておきましょう。

 

日本語対応のツールが少ない

ノーコードツールは世界的に注目されているツールです。

そのため海外で開発されたノーコードツールも多く、日本語対応がされていないツールも少なくありません。

専用のマニュアルを自動翻訳を仕様して確認したり、Youtubeなどで情報収集することも可能ですが、それでも英語に不慣れな方にとってはハードルが高いでしょう。

自社に対応できる人材がいない場合は、国産のノーコードツールや日本語対応しているノーコードツールを利用する必要があります。

 

開発の自由度が低い

ノーコードツールは専門的な知識や技術を使用せずに開発できる分、自由度が低い傾向にあります。

ある程度「型」が決まっているため、複雑なシステムや大規模な開発など、柔軟性が求められるECサイトの構築には向いていないでしょう。

また、拡張性が低い点もデメリットの一つです。

既存で搭載されている機能や、後から導入できる機能はノーコードツールの種類によってことなります。

カスタマイズ性の高さも異なるため、ノーコードツールの選定を行う時には、あらかじめ自社のECサイトに必要な機能やデザインなどを一通り洗い出しておく必要があるでしょう。

 

EC構築サービスの種類

EC構築サービスには、大きく分けると以下の3つの種類があります。

  • モール型
  • ASP型
  • ソフトウェア型

ECサイトを構築する上で各サービスの特徴を理解しておくことは重要です。一つずつ詳しく見ていきましょう。

モール型

すでに存在しているECサイト上に、自社のECサイトを開設する形態のことを「モール型」と呼びます。

楽天やAmazonが代表的です。

モール型は、現実のショッピングモールのように大手ECサイトの中に店舗を展開できるため、はじめからある程度の集客力が期待できるというメリットがあります。

しかし一方で、ルールやデザインなどの制約もあるため、構築の際には事前にしっかり確認しておくことが重要です。

ECサイトのブランディングなどを考えていない場合などにおすすめの形態です。

 

ASP型

「ASP型」は、インターネットを介して必要なプラットフォームを利用することで、ECサイトを構築するサービスです。

初期費用が非常に安く、お試し期間を利用して無料でサービスを利用することも可能なので、手軽にECサイトを構築しやすい形態です。

またASP型は集客力はモール型に比べると劣りますが、自由度が高いというメリットがあります。

自社で運営したい場合や、ブランディングなどが固まっている場合はASP型がおすすめです。

 

ソフトウェア型

「ソフトウェア型」は、必要なシステムを利用してECサイトを構築するのが特徴です。

ドメインやサーバーの手配が必要で、セキュリティ面なども自社で行う必要があります。

日本ではあまり普及していないこともあり、EC構築サービスの種類の中ではデメリットが大きいと言えるでしょう。

規模が大きいECサイトを自社サーバーで管理したい企業などは検討してみてもいいかもしれません。

 

ノーコードツールの選び方

自社のECサイト構築に最適なノーコードツールを選ぶ時には、以下3つのポイントをチェックしてみましょう。

  • 利用目的に合わせる
  • 無料から始められる
  • モバイルデバイスに対応している

ノーコードツール導入後に「失敗した!」とならないためにも、事前の確認は重要です。

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

 

利用目的に合わせる

自社の利用目的に合わせたノーコードツールを選ぶことが重要です。

ノーコードツールは特定のコンテンツに特化したものも多いため、必ずECサイト向きのツールかどうかを確認しましょう。

また、同じECサイト向けのツールでも、それぞれ特徴があります。

自社に合ったツールかどうかを見極めるために、自社で抱えている課題や目的はあらかじめリストアップしておきましょう。

特に、必要な機能の洗い出しは必要不可欠です。

ノーコードツールは、種類によって既存で搭載されている機能や後々導入できる機能が異なるからです。

また社内のシステムと組み合わせて利用したい場合は、外部との連携も可能なツールかどうかも事前に確認しておきましょう。

 

無料から始められる

自社の利用目的に最適なノーコードツールを見つけられた場合でも、いきなり本格導入するのはリスクを伴います。

「思っていたよりも使いづらい」「必要な機能が有料だった」といった問題が発生する可能性もあるため、無料お試し期間のあるノーコードツールを選ぶのがおすすめです。

利用してみたいノーコードツールが複数ある場合も、無料から始められるツールを選択すれば、それぞれのツールを比較できます。

まずは無料プランで使い勝手を確認し、その後、必要に応じて有料プランに変更すると良いでしょう。

 

モバイルデバイスに対応している

スマートフォンやタブレットでECサイトを利用するユーザーは多くなっています。

PC版のみに対応しているECサイトを構築してしまうと機会損失につながる恐れあるので、必ずモバイルデバイスに対応しているノーコードツールを使用しましょう。

 

ECサイトにおすすめのノーコードツール8選

ノーコードツールは全世界で300種類以上あると言われています。

その中で、ECサイト構築可能かつ自社に最適なノーコードツールを見つけるのは大変です。

ここでは、その中でもおすすめのノーコードツールを8選紹介します。

それぞれのツールの特徴も解説していますので、ECサイトを構築するためのノーコードツールを探している人は、ぜひ参考にしてください。

 

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Shopify


引用元:Shopify公式サイト

Shopifyは、世界的にシェア率が高いノーコードツールです。

2021年時点では、世界175ヵ国で1,700,000以上のECサイトがShopifyで運営されています。

3日間の無料体験が可能で、ベーシックプランであれば25ドル/月(年払い)で利用することができます。

Shopifyはデザインテンプレートが豊富で、決済機能やマーケティングツールなどの機能も充実しています。

在庫の管理やお客様へのメール配信なども管理画面からできるので、ECサービスを統一して管理・運営したい人におすすめです。

専門知識がなくても直感的に操作しやすいデザインであるうえに、プログラミングスキルがあればある程度自由にカスタマイズすることも可能です。

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BASE


引用元:BASE公式サイト

BASEは日本で生まれたノーコードツールです。

スタンダードプランの場合、初期費用と月額費用が0円なので、ノーリスクでECサイトを構築することができます。

商品やサービスが実際に売れた時には決済手数料とサービス利用料が発生しますが、ECサイトの成長に合わせてプランを変更することで、2.9%の決済手数料のみにコストを抑えることも可能です。

日本製で、日本語対応しているのも大きな特長の一つと言えるでしょう。

またチャットによるオンラインサポートが充実しており、クーポンやInstagram販売などの便利な機能も利用可能です。

ネットの知識がない方や、手軽にECサイトを構築したい方にピッタリのツールと言えるでしょう。

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STORES


引用元:STORES公式サイト

STORESは、BASEと同じく日本生まれのノーコードツールです。

キャッシュレス決済やPOSレジサービスも展開しているので、構築したECサイトと実店舗の運営をひとまとめに行うことができます。

また、商品情報や在庫、注文の連携を行うことで、商品や在庫の管理だけでなく、売上の分析も簡単に行うことができます。

運営にかかる費用は、決済手数料と振込手数料のみで、決済手数料はフリープランで5%、販売手数料は売上金額に関わらず0円です。

さらに、ホームページにSTORESの購入ボタンを埋め込める機能や、来店状況なども管理できる店舗アプリの作成など、多彩な機能やサービスを利用することもできます。

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イージーマイショップ


引用元:イージーマイショップ公式サイト

イージーマイショップは、わずか15分でECサイトを構築できると言われているノーコードツールです。

とにかくシンプルなデザイン性が特徴で、管理画面は直感的に操作しやすい設計になっています。

かかる費用は、クレジットカード・コンビニ決済で3.57%+40円、銀行振込で1.57%+20円のみで、月額固定費や導入費は0円です。

またYahooショッピングやInstagram、Facebookなどとの連携も可能です。60日間無料でお試しできるので、ECサイト構築に手軽さやシンプルさを求めている方は、一度試してみると良いでしょう。

 

Cafe24


引用元:Cafe24公式サイト

2018年からサービスを提供している「Cafe24」は、CAFE24 JAPAN株式会社が運営しているノーコードツールです。

月額費用と販売手数料が無料なので、手軽に低コストでECサイトを構築できます。

Cafe24の最大のメリットは、無期限で無料体験ができることです。

無料体験期間にも関わらず、提供容量や商品登録数は無制限で利用できます。

また、Cafe24は多言語対応や海外決済などの、越境ECで使える機能が搭載されています。

越境ECに対応しているノーコードツールは少ないので、海外での販売を検討している方におすすめです。

 

侍カート


引用元:侍カート公式サイト

侍カートは、定期販売とD2Cに特化したノーコードツールです。

リピーターの獲得が重要になる単品販売のECサイト構築に向いています。

フォーム一体型のLPや、定期商品を訴求できるアップセル機能、定期購入機能など、売上を最大化させる仕組みが備わっているのが特徴です。

ASPプランは月額費用70,000円(税別)、カスタマイズプランは月額費用120,000円(税別)でそれぞれ初期費用も必要になります。

導入時にはある程度まとまった費用がかかるため、手軽に始められるツールとは言えないかもしれません。

単品販売に特化している事業を展開している方や、確実に売上を伸ばしたい方は検討してみると良いでしょう。

 

サブスクストア


引用元:サブスクストア公式サイト

サブスクストアは、テモナ株式会社が運営するサービスで、BtoC向けの定期通販カートシステムです。

他にも、定期購入や単品通販に最適なシステムを提供しています。

スタンダードプランであれば、初期費用69,800円(税抜)から、月額利用料49,800円(税抜)から利用可能です。

サブスクストアは、商品や顧客、受注などの管理を一元管理できるので、業務効率化を図ることができます。

日本製なので、日本語対応していることはもちろん、サポート体制も充実しているのもメリットの一つです。

コンバージョン率をアップさせる受注型チャットボットや、カゴ落ち率改善フォームなど、サブスクやD2Cなどに特化した機能も満載です。

 

TēPs


引用元:TēPs公式サイト

TēPsは、テープス株式会社が運営しているノーコードツールです。

日本生まれのツールなので、日本語対応していることはもちろんですが、チャットで気軽に相談することができます。

管理画面で柔軟な条件を設定できるため、自社独自の業務を自動化するツールを作ることも可能です。

テンプレートも豊富なので、自社に合っているデザインを見つけることもできるでしょう。

初期費用は不要で、フリープランを利用すれば月額利用料もかかりません。

フリープランは、「メール送信」や「伝票更新」などのパーツを組み合わせてできる「ノート」と呼ばれる機能が、無制限で利用できます。

また楽天市場やShopifyなどの外部ツールと連携できるのも魅力の一つです。

中でも特殊なのが、Qoo10との連携で、2023年時点では、Qoo10の注文の配送情報を更新する機能と、注文情報を取得する機能が追加されています。

 

まとめ|ノーコードツールの活用ならツクル事業部がおすすめ

自社のECサイトを、より手軽にリスクを抑えて構築したいという企業は多いでしょう。

無料お試し期間を利用すれば、ノーコードツールを自社で試したうえでECサイトを構築することも可能です。

しかし、「自社に最適なノーコードツールがわからない」「ノーコードツールでも自社で使えるか不安」という企業も多いでしょう。

ツクル事業部では、企業の目的や課題に応じて最適なノーコードツールをご提案し、ハイスピード・ローコストでECサイト構築のサポートをしています。

Shopify制作代行サービスも行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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