出荷管理システム8選!効率化できる3つの業務と5つのメリットを解説

「商品が多いから、アナログの出荷管理が難しい…」

「業務が滞りがちで物流が滞りがち…」

このような悩みを抱えている方も多いでしょう。

出荷管理システムを導入するとミスを減らすことが可能になります。

当記事では出荷管理システムの必要性をお伝えしながら、導入に関するメリットを解説します。

当記事を読むと、出荷管理システムで利益が向上する仕組みがわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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出荷管理システムとは

出荷管理システムとは、商品の出荷プロセスを管理・最適化するためのソフトウェアツールです。

在庫管理、出荷予定、配送スケジューリング、検品、納品書や送り状の作成など、出荷に関連するさまざまなタスクを一元化し、自動化します。

具体的に効率化される作業は以下のとおりです。

  • 出荷予定の登録:商品の出荷予定を一元的に登録し、管理できる。出荷予定の情報が分散しないため管理が容易になり、出荷予定の変更やキャンセルなどが発生した場合でも、システムを更新するだけで対応可能。
  • アプリで出荷指示:モバイルアプリと連携することで、簡単に出荷指示を出すことが可能。事務所にいない場合でも作業を進められ、作業の柔軟性と効率性が向上。
  • 納品書作成:納品書作成のための手間と時間を大幅に削減し、作業の効率化を図ることができる。
  • 送り状作成:出荷データを基に送り状を自動生成できる。送り状の作成時間が短縮され、出荷作業の効率が向上。
  • 検品の登録:出荷前の検品作業もデジタル化し、システムへの登録を通じて、検品結果の管理と追跡が簡易化。検品結果はリアルタイムで更新され、情報共有が容易に。

このように多数の効率化が可能であり、人件費の削減にもつながります。

出荷管理システムの種類は2つ

出荷システムの種類は以下の2種類がメジャーです。

  • クラウド型システム
  • パッケージ型(オンプレミス型)システム

上記2つの出荷管理システムの概要をまとめると次のようになります。

項目 クラウド型システム パッケージ型(オンプレミス型)システム
概要 インターネットを通じて提供されるサービス。データはプロバイダーのサーバーに保存され、いつでもどこからでもアクセスできる。 自社の物理的な場所(オンプレミス)に設置されたサーバーで運用されるシステム。データの管理とセキュリティは自社で行う。
初期費用 通常は低い(または無し)。サービスを利用するだけなので、ハードウェアの購入やセットアップ費用はかからない。 高い。ハードウェアの購入、システムの設置と設定、そして必要なソフトウェアのライセンス費用が必要となる。
維持費 通常は月額または年額で料金が発生。サービス提供者がメンテナンスとアップデートを行うため、追加のメンテナンス費用はかからない。 一般的にはシステムのアップグレードやメンテナンスに関連するコストが定期的に発生する。
スケーラビリティ 高い。ニーズに応じて容易にスケールアップまたはダウンが可能。 限定的。スケールアップには新たなハードウェアの購入や設定が必要となる場合がある。
データセキュリティ プロバイダーがデータセキュリティを管理。しかし、すべてのデータは外部サーバーに保存されるため、プロバイダーのセキュリティ対策に依存する。 自社がデータのセキュリティを完全にコントロール。しかし、そのための資源と専門知識が必要。

上記表のように、クラウド型システムとパッケージ型システムどちらも一長一短があるため、自社にあったシステムを採用するようにしましょう。

出荷管理システムで効率化できる3つの業務

出荷管理システムで効率化できる業務は以下のとおりです。

  • 在庫管理
  • 入荷・入庫管理
  • 出荷・出庫管理

これらの業務が効率化できるとビジネスをスケールできるようになるので、詳細を確認していきましょう。

在庫管理

在庫管理は生産・調達・販売などの情報を考慮して、在庫の最適なレベルを決めることが重要です。

たとえばECサイトであれば、サイト上に記載されている商品と個数が連動する必要があります。

ShopifyやBASEといったECカートと連携することによって、効率的に仕入れ計画を立てられるようになるでしょう。

メジャーな出荷管理システムで利用できる在庫管理機能は以下のとおりです。

機能 内容
在庫追跡 現在の在庫レベルをリアルタイムで追跡し、常に正確な在庫情報を提供。
在庫予測 過去の販売データやトレンドを基に、未来の在庫需要を予測。適切な在庫レベルを維持できる。
受注管理 顧客からの注文を管理し、注文に対応するための在庫があることを確認できる。
自動再注文 在庫が一定のレベルまで減少したときに、自動的に再注文が可能。
レポートと分析 在庫の動きに関する詳細なレポートを提供し、在庫管理の改善点を見つけるための分析を支援。

入荷・入庫管理

入荷・入庫管理の履歴をシステムが自動的に記録すると、ズレやミスが発見しやすく、商品販売の機会損失を避けられます。

具体的な入荷・入庫管理の機能は以下のとおりです。

機能 内容
バーコード検品 アプリのカメラでバーコードを読み取ると、入荷検品と在庫追加作業を同時に行える。
入荷ズレ・入荷ミスの改善 入荷予定の事前登録と納品書のカウントを比較することで入荷のズレやミスを改善できる。
ラベルプリンターへの対応 ラベルを発行することが可能。商品の識別と追跡が容易になる。
複数拠点の在庫管理 複数の拠点間で在庫移動をスムーズに行うことが可能。全拠点の在庫状況を一元的に把握できる。
入庫業務の正確性 アプリから入荷した商品のロケーションを確認可能。現場の担当者が倉庫内の商品配置を記録できる。
ロケーションの登録 ロケーションの登録で、ピッキングや棚卸しを効率的に行える。
検索による入荷履歴の活用 ミスがあったときに、検索機能を利用して入荷の履歴をたどれる。

出荷・出庫管理

出荷・出庫管理がミスなくシステムができるようになると、顧客トラブルや配送問題に対して予防ができます。

具体的な出荷、出庫管理の機能は以下のとおりです。

機能 内容
バーコード検品 アプリのカメラで納品書・送り状をバーコードスキャンすることが可能。
受注・出荷予定登録 顧客からの注文に対し出荷予定が登録できる。在庫の増減を把握することで、最適な在庫量の確保が可能。
宅配送り状作成 運送会社に対応した送り状を作成可能。
出荷グループ 出荷をグループで管理することが可能。
出荷指示 倉庫担当者に対してスマホで出荷を指示することが可能。
追跡番号の記録 送り状に記載された追跡番号のスキャンと記録を同時に行える。
納品書作成 出荷予定に登録された注文の納品書を作成できる。ギフトやポイントでの対応なども指定可能。
ピッキング オーダーピッキング・マルチピッキング・トータルピッキングに対応可能な場合もある。
ギフト対応 納品書の金額を非表示にする・または同梱しないようにできる。
価格リスト 卸先ごとの商品価格に変更可能。
出荷ステータス 注文品の出荷ステータスを細かく分けて管理できる。

出荷管理システムはなぜ必要?5つのメリット

出荷管理システムのメリットは以下のとおりです。

  • 注文追加・キャンセルに柔軟に対応
  • 倉庫内の作業効率が向上する
  • 受注〜出荷までがスムーズになる
  • 人的なミスが減少する
  • 業務の効率化で人件費を削減できる

出荷管理システムの開発に成功すると、上記のようなビジネス上のメリットがあるため詳細を確認しましょう。

注文追加・キャンセルに柔軟に対応できる

出荷管理システムは、注文の追加やキャンセルに迅速かつ効率的に対応できるという大きなメリットがあります。

顧客の要望に即座に対応することで、顧客満足度の向上とリピート購入の促進につながります。

反対に上記に対応できない場合には、顧客が他のECサイトなどで追加発注を行うなどの機会損失につながるでしょう。

これはシステムが自動的に在庫情報を更新し、リアルタイムでの在庫状況の把握が可能になれば解消できる可能性が高まります。

倉庫内の作業効率が向上する

出荷管理システムは、倉庫内の作業効率向上に貢献します。

システムにより、ピッキングリスト作成、出荷指示、在庫確認などの作業が自動化され、人間の手間を大幅に削減するでしょう。

また、商品確認にバーコードスキャンを活用することでミスを減らし、作業の精度を上げることができます。

さらに、商品のロケーション登録により、商品の取り出しや移動を効率化させることが可能です。

反対にシステムによる自動化が難しい場合、現場を監督する人件費が余計にかかったり、人的ミスが発生したりする可能性があるでしょう。

この問題に対して、システム自動化は生産性向上に直結し、業務のスムーズな進行につながります。

受注〜出荷までがスムーズになる

出荷管理システムは、受注から出荷までの一連の流れをスムーズにするメリットを持っています。

顧客からの受注がシステムに直接入力され、出荷準備や在庫管理へのスムーズな連携は物流を加速させるでしょう。

また、自動化された納品書や送り状の作成、バーコードによる検品などは出荷作業を迅速化します。

反対に受注〜出荷までの遅延がシステムを導入していないことから発生しているのであれば、人件費を余計に掛けていることにつながります。

それに加えて、顧客からのクレームがリプレイス(発注先変更)につながることもあるでしょう。

そのため、出荷管理システムを導入すれば、納期遵守率が向上し、顧客満足度の向上に貢献します。

システム化による一元管理は、ヒューマンエラーを減らし、業務の効率と精度を同時に高めます。

人的なミスが減少する

出荷管理システムの活用は、人的なミスの減少に貢献します。

出荷プロセスには多くの工程が関わっていますが、システム化することで誤出荷や在庫の過不足、ズレなどのヒューマンエラーを大幅に削減します。

一方で、システム化せず人員を配置すれば、人員のスキル差でミスが増大したり減少したりと安定性に欠けることになるでしょう。

受注から出荷までの一連の流れをシステムで一元管理することで、情報の見落としや混乱を防ぎます。

結果として、作業の信頼性と精度が向上し、顧客満足度の向上につながります。

業務の効率化で人件費を削減できる

出荷管理システムの導入は、業務の効率化と人件費削減に直結します。

システムによる自動化と一元管理は、出荷プロセスを迅速かつスムーズに行うことを可能にします。

一方、システム化がまったくなされていない現場では、人件費の高騰が物流費の高騰にもつながるでしょう。

そのため、出荷システムの導入が成功すれば、人的リソースを必要とする時間と労力が大幅に削減されます。

また、精度の高い出荷業務はミスによる再作業を減らし、無駄な人件費が抑制可能です。

結果として、システム導入は人件費の削減と組織の生産性向上に貢献します。

出荷管理システム導入時に気を付けること

出荷管理システムは導入に成功すれば多くの効率化につながります。

しかし、システムへの慣れやコストが発生するといった気を付けるべきことも発生する点に注意しましょう。

以下では2点について詳しく解説します。

システムに慣れるまで時間がかかる

出荷管理システムの導入は多くのメリットを提供しますが、その効果を最大限に引き出すためには、システムへの適応が必要です。

新しいシステムの操作方法を理解し、日々の業務に組み込むまでには一定の時間がかかると認識することが重要です。

そのため、導入後は適切なトレーニングと練習時間を設けることが求められます。

システム導入後に実験的運用を行い、間違いやすい点やトレーニング内容をマニュアル化して対応すれば問題ありません。

導入初期には管理者が必要ですが、マニュアル化が進み管理者が不要となれば、人件費削減につながるでしょう。

コストが発生する

システムの導入と運用にはコストが伴います。

システムの購入費用、導入にかかる費用、さらには定期的なメンテナンスやアップデート、必要に応じたカスタマイズにも費用が発生するでしょう。

また、社内での操作研修も必要になるといった間接コストも必要になる点を忘れてはいけません。

そのため、導入を検討する際には、これらのコストを事前に見積もり、投資が業務効率化による利益増に見合うものであるかを慎重に評価する必要があります。

イニシャルコストとランニングコストは初期に重くのしかかるだけであり、効率化が進めば中長期的にさまざまなコストが減少します。

もちろん戦略的に出荷管理システムを運用する必要はありますが、中長期的にコストが減少する点は必ず押さえておきましょう。

おすすめの出荷管理システム5選

おすすめの出荷管理システムを5つ紹介していきます。

  • 楽々販売:さまざまな業種のあらゆる業務のシステム化を可能にするシステムで汎用性が高い。
  • ネクストエンジン:ECの現場から生まれたサービスなので、充実したサポートが受けられるほか、アプリで機能のカスタマイズも可能。
  • BOSS:RSL(楽天スーパーロジスティクス)との自動出荷連携が可能で、楽天をはじめとするさまざまな市場でECサイトをもつ事業者には最適。
  • Clovernet ERPクラウド:財務会計とプロジェクト収支管理が軸になっており、働き方改革やインボイス制度など昨今の実情にも則した使い方ができる。
  • Air Logi:物流システムを熟知したプロによるサポートが、業界最安値レベルで受けられるコストパフォーマンスの良さが魅力。

それぞれを一覧表にまとめると以下のとおりです。

システム名 ポイント 誰におすすめか
楽楽販売 あらゆる社内業務をシステム化可能 さまざまな業種で導入可能(自社仕様カスタマイズあり)
ネクストエンジン ECの現場から生まれたサービス・サポートも充実 アパレル・食品・ホビーでの分野で実績多数
BOSS 複数倉庫の出荷管理・RSL(楽天スーパーロジスティクス)との自動出荷連携 RSLと連携させた出荷を最優先したい場合
Clovernet ERPクラウド 財務会計とプロジェクト収支管理が軸 経営に関するデータや情報の管理・従業員の適正管理をしたい場合
Air Logi 業界最安値レベルの初期費用・運用コスト 低コストでWMSを利用したい事業者

 

以下では上記のおすすめシステムを詳しく解説します。

楽楽販売

楽々販売は株式会社ラクスが展開する販売管理業務システムです。

見積管理・請求管理・受注管理など、Excelやメールで管理しているあらゆる社内業務をシステム化することで自動化・効率化を可能にします。

ルーチンワークの自動化・クラウドによるリアルタイムの情報共有・自社仕様のカスタマイズができるのが特徴です。

多岐にわたる業種でのデータ一元管理・およびシステム化によりさまざまな業務にかかる時間の大幅カットを実現してきた実績があります。

項目 内容
会社概要 株式会社ラクス(2000年設立)
おすすめポイント 帳票やデータに関するルーチンワークの自動化、クラウドによるリアルタイムの情報共有、ノンプログラミングで自社仕様にカスタマイズが可能
過去の実績 多岐にわたる業種でのデータ一元管理およびシステム化により、入力作業や請求業務などにかかる時間の大幅カットを実現
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

ネクストエンジン

ネクストエンジンはNE株式会社が展開するプラットフォームサービスです。

ECの現場の視点からのコスト改善・機能のカスタマイズ・充実したサポートにより、導入実績No.1(2018年7月ネット経済新聞調べ)を達成しています。

アパレル・食品・ホビーをメインにさまざまな業種での人員コスト削減や、業務の完全自動化・システムの一元管理を成功させてきた実績があります。

項目 内容
会社概要 NE株式会社(2022年設立)
おすすめポイント ECの現場から生まれたサービスでさまざまなコストを改善、アプリで機能のカスタマイズ・追加が可能、導入後のサポートも充実
過去の実績 アパレル・食品・ホビーなどさまざまな業種での人員コスト削減や業務の完全自動化・システムの一元管理に成功
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

BOSS

BOSSはハングリード株式会社によるRSL(楽天スーパーロジスティクス)と連携可能なネットショップ管理システムで、複数倉庫の出荷管理が可能です。

注文処理の自動出荷や在庫管理など、出荷を最優先したい場合のサービスとして最適です。

楽天やYahooショッピング・Amazonなどのモールでの出荷の自動化・受注処理業務の効率化を実現できます。

項目 内容
会社概要 ハングリード株式会社(2006年設立)
おすすめポイント 複数倉庫の出荷管理や楽天スーパーロジスティクスとの自動出荷連携が可能
過去の実績 楽天をはじめとするモールでの出荷の自動化・受注処理業務の効率化を実現
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

Clovernet ERPクラウド

Clovernet ERPクラウドはNECネクサソリューションズ株式会社による財務会計とプロジェクト収支管理を軸にしています。

販売・仕入・在庫、給与・勤怠までを網羅した統合型クラウドERPサービスです。

経営に関するデータや情報の管理、バックオフィスの効率化、従業員の適正管理による働き方改革が可能でインボイス制度へも対応しています。

項目 内容
会社概要 NECネクサソリューションズ株式会社(1974年設立)
おすすめポイント 経営に関するデータや情報の管理、バックオフィスの効率化、従業員の適正管理による働き方改革の推進
過去の実績
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

Air Logi

Air Logiは株式会社コマースロボティクスが展開するクラウドWMS(倉庫管理システム)で、物流のプロによるサポートが受けられる点と業界最安値レベルの初期費用・運用コストが魅力です。

案件導入や事務作業の効率化、誤出荷の防止を提案しており、1,200社以上(23年2月末時点)のEC事業者・倉庫事業者が導入、年間2,745万件以上(2022年度)を出荷しています。

項目 内容
会社概要 株式会社コマースロボティクス(2013年設立)
おすすめポイント 物流のプロによるサポートが受けられるほか、初期費用・運用コストが業界最安値レベル
過去の実績 1,200社以上のEC事業者・倉庫事業者、企業が導入し、年間2,745万件以上を出荷
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

 

【無料で使える】出荷管理のフリーソフト3選

無料で使える出荷管理のフリーソフトを3つ紹介します。

  • ZAICO:最大200件のデータ登録と簡易検索機能が無料で使えるほか、月額3,980円~39,800円の3つのプランがある。それぞれ31日間の無料お試しが用意されているので、無料でも操作感を体験可能。
  • ロジクラ:さまざまなECサイトとの連携が可能なサイト。入出荷などの基本機能は初期費用・月額がゼロ(※23年6月8日で終了)、また最上位プランが14日間無料で利用可能。
  • logiec:月出荷件数100件までのスタートプランなら、ショップ登録数・出荷センター登録数に関わらず月額基本料・従量課金ともに無料で利用できる。

以下の項目でそれぞれのソフトをより詳しく解説します。

システム名 無料の範囲 誰におすすめか
ZAICO 最大200件のデータ登録と簡易検索機能、各プラン31日間無料 試運転をしたい・初期コストを抑えたい企業
ロジクラ 入出荷などの基本機能は初期費用・月額ゼロ(23年6月8日で終了)、最上位プランが14日間無料で利用可能 スモールビジネスから本格倉庫向けまで対応可能
logiec 月出荷件数100件までのスタートプランなら無料 月出荷件数に応じたさまざまなプランを考えたい場合

 

ZAICO

ZAICOはクラウド型のフリーソフトで、クラウド会計ソフトfreeeと連携することで在庫管理がワンステップで完了できます。

無料プランでのお試し運用が可能なほか、在庫の把握だけなら月額3,980円(税抜)のミニマムプランもあるなど低コストで活用できるのが魅力です。

項目 内容
会社概要 株式会社ZAICO(2016年設立)
おすすめポイント freeeとの連携により在庫管理がワンステップで完了、無料プランでのお試し運用が可能
過去の実績 さまざまな規模・業種の企業で情報共有や在庫管理などを効率化
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

ロジクラ

ロジクラはネクストエンジン・shopify・STORESなどさまざまなシステム・サイトと連携が可能で、スモールビジネスから本格倉庫をもつ企業まで、多くの事業で在庫管理改善・倉庫の業務効率化を実現してきました。

無料プランは23年の6月8日で終了してしまいますが、14日間だけなら最上位モデルを無料で利用可能なので操作感を試すこともできます。

項目 内容
会社概要 株式会社ロジクラ(2016年設立)
おすすめポイント ネクストエンジン・shopify・STORESなどのシステム・サイトと連携でき、在庫や受注・出荷を管理
過去の実績 スモールビジネスから本格倉庫をもつ企業まで、多くの事業で在庫管理改善・倉庫の業務効率化を実現
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

logiec

logiecは株式会社はぴロジが展開するクラウド型サービスです。

全国的な流通インフラネットワークとバックヤード管理・分散出荷が可能となっています。

またECサイトにおける物流業務のコスト削減・分散出荷や誤出荷の削減といったさまざまな課題を解決できます。

項目 内容
会社概要 株式会社はぴロジ(1997年設立)
おすすめポイント 全国的な流通インフラネットワークとバックヤード管理・分散出荷によってECの出荷業務と配送料の課題を解決
過去の実績 物流業務のコスト削減・分散出荷や誤出荷の削減を達成
クラウド型パッケージorパッケージ型 クラウド型

自社用の出荷管理システム開発におすすめの会社3選

自社のあり方に沿った方法を展開したいなら、出荷管理システムを自社用に開発することも検討に入るでしょう。

自社用の出荷管理システム開発におすすめな3つの会社を紹介します。

  • ツクル事業部:さまざまな事業開発をサポートしており、ECサイトの開発もその1つ。
  • 株式会社東計電算:さまざまな業種の設計・開発・運用、保守までをワンストップでサービス展開しており、サブスク型からクラウドまで豊富な業種別SaaS商品を用意。
  • ロジスティードソリューションズ株式会社:日本の3PL分野での先駆者であり、その豊富な物流現場で培われた倉庫管理システム(WMS)をパッケージやクラウドサービスで提供。

以下の項目でそれぞれより詳しく解説します。

システム名 ポイント 誰におすすめか
ツクル事業部 ECサイトの開発をはじめとするさまざまな事業開発をローコストでフルサポート 事業・販路・組織づくりの幅広いノウハウを必要とする人
株式会社東計電算 さまざまな業種の設計・開発・運用、保守までをワンストップサービス サブスク型からクラウドまで、豊富な業種別SaaS商品から選びたい人
ロジスティードソリューションズ株式会社 物流業界の先駆者が提供する物流センター管理システム 入出荷・在庫管理から棚卸業務まで多言語で対応したシステムを導入したい人

ツクル事業部

ツクル事業部は事業の立ち上げ・販路拡大・採用支援まで、事業開発での多岐にわたる要望にこたえる企業です。

これらのサービスをハイスピード・ローコスト・ハイクオリティで提供していることから、省庁や大手企業を含むさまざまな企業を支援した実績があります。

業種や規模に関わらず、必要なサポートをしてくれるオールマイティーな会社です。

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項目 内容
会社概要 株式会社For A-career(2018年設立)
おすすめポイント 事業の立ち上げ・販路拡大・採用支援まで事業開発をワンストップでフルサポート
過去の実績 省庁や大手企業を含むさまざまな企業で事業・販路・組織づくりに取り組んできた実績あり
クラウド型パッケージorパッケージ型 どちらも可

株式会社東計電算

株式会社東計電算では、専門スタッフが設計・開発・運用、保守までを一貫体制のワンストップサービスで展開しています。

ネットワーク・クラウドサービス、業務パッケージ・ビジネスアプリケーションの開発など、クライアントのニーズに手厚くこたえています。

店舗管理・物流パッケージの開発のみならず全業界・業種対応の電子書類トータル管理システムで、企業のあらゆる電子書類を一元管理可能です。

項目 内容
会社概要 株式会社 東計電算(1970年設立)
おすすめポイント さまざまな業種の設計・開発・運用、保守までをワンストップサービス
過去の実績 店舗管理・物流パッケージのみならず全業界・業種対応の電子書類トータル管理システムも展開
クラウド型パッケージorパッケージ型 どちらも可

ロジスティードソリューションズ株式会社

ロジスティードソリューション株式会社では、培われた実績をもとに熟練の技術者が物流センター管理システム・倉庫管理システムを低コストで提供しています。

パッケージの標準機能として3ヶ国語表示に対応しているのもポイントです。

AI(人工知能)を活用して、自動で最適なピッキングを提案するオプションサービスも提案しています。

項目 内容
会社概要 ロジスティードソリューションズ株式会社(1973年設立)
おすすめポイント 物流業界の先駆者が提供する物流センター管理システムをパッケージやクラウドで提供
過去の実績 製造業・卸売業・小売業・物流業はもちろんさまざまなサービス業で倉庫業務をはじめとする業務改善を実現
クラウド型パッケージorパッケージ型 どちらも可

出荷管理システムの導入事例

出荷管理システムの導入を成功させた会社は基本的に、人件費削減や業務効率化を達成しています。

実際の現場での成功事例を詳しく知りたいといった方もいるでしょう。

以下では2件の成功事例について解説します。

株式会社オーレ

株式会社オーレは楽々販売を導入した企業です。

スピード感のある業務改革を常に行う社風から、以前導入した出荷管理システムが半年で使えなくなってしまいました。

楽々販売では、以前まで手入力で行っていた顧客データベース入力や請求書発行をシステムで自動化する対策を実行。

今では入金処理や勤怠管理、日報管理にまで自動化が浸透しているため、なくてはならないシステムになっています。

家庭紙総合商社 

家庭紙総合商社はロジスティードソリューションズ株式会社の出荷管理システムを導入しました。

当該会社では検品システム自体を導入していた実績がなく、新たに作業体制を組む必要性にかられ、ソフトウェアの導入を決定しています。

具体的な改善点は、迅速かつ正確な作業で、出荷量の増加に対しても誤出荷や出荷遅延なく対応できるようになった点です。

属人化がなくなり戦力化が容易になったことから、社員の急な休職や退職に対応できるようになるでしょう。

出荷管理システム導入の際に気を付けるポイント

出荷管理システム導入に成功すればメリットは多くありますが、気を付けるポイントもあります。

とくにコスト面とオペレーション面が会社にとってダメージになる可能性があるため、以下で詳しく解説します。

導入にはコストがかかることを理解する

出荷管理システム導入の際に気を付けるポイントの1つ目は、導入にコストがかかることです。

コストがかかる面を列挙すると以下のとおりです。

  • 導入費用
  • 維持費用
  • 研修費用
  • マニュアル化費用

上記のように直接的な費用と間接費用がかかる点に注意しておきましょう。

とくに間接費用が利益を圧迫する点を見逃しやすいため、注意が必要です。

システムに慣れるまで時間がかかることを理解する

先ほどお伝えした研修費用やマニュアル化の費用は、システムに慣れるまでに時間がかかることにも関係してきます。

マニュアル化をすれば対策できますが、各社員がマニュアルを読み込んで理解し、教育ができるようになるまでには時間がかかる点に注意しましょう。

よくある質問

出荷管理システムに対してよくある質問は以下のとおりです。

  • 出荷管理システムは何のために必要?
  • 出荷管理システムの特徴は何?
  • 商品管理システムとの違いは?
  • それぞれ解説します。

出荷管理システムは何のために必要?

出荷管理システムは以下の点を効率化できることがメリットです。

  • 出荷予定の登録
  • アプリで出荷指示
  • 納品書作成
  • 送り状作成
  • 検品の登録

上記の点を効率化できれば、人件費の削減や業務効率化につながります。

出荷管理システムの特徴は何?

出荷管理システムには2つの種類があります。

  • クラウド型システム
  • パッケージ型(オンプレミス型)システム

具体的な違いをお伝えすると以下のとおりです。

項目 クラウド型システム パッケージ型(オンプレミス型)システム
概要 インターネットを通じて提供されるサービス。データはプロバイダーのサーバーに保存され、いつでもどこからでもアクセスできる。 自社の物理的な場所(オンプレミス)に設置されたサーバーで運用されるシステム。データの管理とセキュリティは自社で行う。
初期費用 通常は低い(または無し)。サービスを利用するだけなので、ハードウェアの購入やセットアップ費用はかからない。 高い。ハードウェアの購入、システムの設置と設定、そして必要なソフトウェアのライセンス費用が必要となる。
維持費 通常は月額または年額で料金が発生。サービス提供者がメンテナンスとアップデートを行うため、追加のメンテナンス費用はかからない。 一般的にはシステムのアップグレードやメンテナンスに関連するコストが定期的に発生する。
スケーラビリティ 高い。ニーズに応じて容易にスケールアップまたはダウンが可能。 限定的。スケールアップには新たなハードウェアの購入や設定が必要となる場合がある。
データセキュリティ プロバイダーがデータセキュリティを管理。しかし、すべてのデータは外部サーバーに保存されるため、プロバイダーのセキュリティ対策に依存する。 自社がデータのセキュリティを完全にコントロール。しかし、そのための資源と専門知識が必要。

商品管理システムとの違いは?

出荷管理システムは、商品が倉庫から顧客に向けて出荷されるプロセスを効率化し、管理するためのシステムです。

出荷予定の登録、出荷指示、納品書の作成、送り状の作成など、出荷に関連する一連の作業をサポートします。

一方、商品管理システムは、商品の在庫レベルの追跡、商品の販売と購入の管理、商品の価格設定、商品のバーコードスキャンなど、商品に関する全体的な管理を目的としたシステムです。

商品を入荷してから顧客の手元に届くまでの商品の「生涯」を通じて、一貫したトラッキングと管理が可能となります。

まとめ

今回の記事では出荷管理システムについて解説してきました。

出荷管理システムの導入に成功すると、業務効率化に直結します。

また、その他のメリットもあわせると以下のとおりです。

  • 注文追加・キャンセルに柔軟に対応できる
  • 倉庫内の作業効率が向上する
  • 受注〜出荷までがスムーズになる
  • 人的なミスが減少する
  • 業務の効率化で人件費を削減できる

しかし、出荷管理システムの導入には費用が必要ですし、システム開発には失敗も付き物です。

失敗なく管理システムを作成したいなら、ツクル事業部に相談してみてください。ヒアリングを行いながら最適な方法を提案してくれることでしょう。

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