こちらの記事では、ノーコードツールBubble(バブル)の開発事例を紹介しています。
Bubbleで開発したサービスの成功事例やマッチングアプリなどを幅広く紹介していますので、参考にしてください。
*そもそもBubbleってなに?という方は「ノーコードツールBubbleとは?3分で全て解説!」をご覧になることをおすすめします。
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Bubbleの成功事例
こちらの章では「資金調達」「サービスの売却」の2つの点で成功したBubbleの事例を紹介します。
資金調達に成功した事例
まず、資金調達に成功したBubbleの事例を見ていきましょう。
リモートHQ
画像:リモートHQ
リモートHQは、企業が社員それぞれに合った在宅ワーク環境を整備することを可能にするサービスです。
デスクやモニター、PC周辺機器などの在宅ワーク必需品から、社員が必要なアイテムを選んで利用することができ、企業とリモートHQ間のレンタル契約となるため、社員の負担にならず、企業にとっても税制面でメリットがあります。
2021年11月にリリースし、2022年3月に2億円の調達に成功しました。
ABABA
画像:ABABA
ABABAは、お祈りメールが他者からのスカウトにつながる画期的なサービスです。
ABABAに登録している企業は、最終面接のお祈りメールに、推薦文とABABAへの登録リンクを添付することができ記載URLから登録した学生は、その企業の最終面接まで進んだ学生として認められ、別企業に情報が開示されます。
これを見た別企業の人事担当者はスカウトを送ることで、選考フローのカットや優秀な人材の確保につながります。
2020年7月にBubbleで開発を開始し、わずか4カ月後の2020年11月にサービスをリリース。2022年2月に6000万円の資金調達に成功しました。
SANU 2nd Home
SANU 2nd Homeは、月額5.5万円で「自然の中で生活を営むためのもう一つの家」を持つことができるサービスです。
地方移住や別荘購入よりも低いハードルで、都市生活者が自然の中で暮らすことを可能にします。
サービスの予約システムがBubbleで開発されており、2021年4月にリリース。2022年7月に累計調達金額が約50億円に到達しました。
Qoins
画像:Qoins
Qoinsは、フィナンシャルコーチングと天引きシステムで借金の返済を支援するアプリです。
アプリに登録したユーザーは「借金返済の目標を設定」➜「銀行口座をアプリに接続」➜「支払いの自動切り上げなど貯蓄方法を選択」します。
その後、Qoinsを介した決済は自動的に切り上げられ、余分な請求分は借金の返済に充てられます。
2018年に75万ドルの資金を調達し、これまでに3000万ドル以上の借金がQoinsを介して返済されています。
Dividend Finance
Dividend Financeは、住宅所有者向けのソーラーパネル融資プラットフォームと、施工業者向けのCRMを提供しているサービスです。
2014年以来、3億3000万ドル以上を調達し、10億ドル以上の融資をBubbleで開発したシステムで処理しました。
Cuure
画像:Cuure
Cuureは、質問に回答することで、その人に合ったサプリメントを提案し、月額購入できるサービスです。
健康状態の記録にも対応している特徴があります。
2019年にリリースされ、180万ユーロを調達しています。
サービスの売却に成功した事例
次に、サービスの売却に成功したBubbleの事例を見ていきましょう。
ブラリノ
画像:ブラリノ
ブラリノは、結婚式の準備を一括で管理できるサービスです。
招待状の作成、オンラインご祝儀、事前の引き出物選択、写真共有などの機能をすべて無料で利用できます。
2020年4月にリリース、2021年4月に事業売却されています。Bubbleで開発したウェブサービスの売却としては国内初の事例です。
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Bubbleの開発事例|海外
Bubbleで開発された海外の事例を幅広く見ていきましょう。
マッチングアプリ・サイトの事例
Bubbleで作られたマッチングアプリやサイトの事例を紹介します。
Kappa TrainUp
Kappa TrainUpは、パーソナルトレーナーとトレーニーのマッチングサイトです。
トレーナーは在宅で収入を得ることができ、トレーニーはリビングルームにいながら指導を受けることが可能です。
2022年7月12日現在、875のレッスン動画が公開されています。
Vendora
画像:Vendora
Vendoraは、結婚式のプロとカップルのマッチングサイトです。
事業者はプロフィールを作成し、サービスを掲載することができ、カップルは事業者のプロフィール・評価を確認し、メッセージの送信、イベントの予約ができます。
Andy Family
画像:Andy Family
Andy Familyは、中古のおもちゃを売りたい人と買いたい人をマッチングするサイトです。
おもちゃのデータをアップロードすると、運営チームが情報を確認し、承認します。ユーザーはおもちゃを検索し、気に入れば購入することができます。
Marlow
画像:Marlow
Marlowは、コーチングを受けたい人とコーチのマッチングサイトです。
ユーザーは登録後に希望するコーチの属性情報を送信するだけで、マッチングが完了します。
構想から2か月弱で有料プランの提供を開始し、有料会員を獲得することに成功したそうです。
*Bubble以外のノーコードツールで作られたマッチングアプリの事例をご覧になりたい方は、以下の記事を参考にしてください。
スマホアプリの事例
Bubbleで作られたスマホアプリの事例を紹介します。
Send Eats
画像:Send Eats
Send Eatsは、フードデリバリーアプリです。
お気に入りのお店を登録、お気に入りの注文を繰り返しオーダーすることができます。
Kork
画像:Kork
Korkは、個人の知識や経験を、講座として販売することを可能にするアプリです。
カメラマンにきれいな写真の撮り方を学んだり、メイクのプロにメイクの仕方を学ぶことができます。
IndianLocal
画像:IndianLocal
IndianLocalは、インドのご近所情報を発信するソーシャルネットワークです。
近所で何が起きているかを調べたり、ベビーシッターを探したり、地元の企業から割引を受けたりすることができます。
その他の海外事例
Bubbleで作られた海外の事例を幅広く見ていきましょう。
EscapetheCity
EscapetheCityはプロフェッショナル特化の転職サービスです。
ローンチ数週間で、1,000人以上の従業員を擁する企業1,500社以上と提携するなど、勢いを伸ばしています。
SendPilot
画像:SendPilot
SendPilotは、自社・他社のブログの記事の分析・コンテンツの抽出といったことができるメディア支援ツールです。
テンプレートでハッシュタグ・ショートリンク・画像などを自動で追加し、3ヵ月スパンでSEOのスケジュールを設定できるなど、SEO対策を行いたい方におすすめのサービスです。
AppDuJour
画像:AppDuJour
AppDuJourはレストラン検索サービスで、日本の「食べログ」に近いイメージです。
利用者は条件を指定してレストランを検索でき、レストラン側はサブスクリプションを支払うことで、顧客にリーチすることができます。
発案から7ヵ月でイテレーションの構築に至ったなど、ノーコードならではの素早い開発を実現しています。
REPStracker
画像:REPStracker
REPStrackerは、不動産投資家がコンプライアンス上の理由からプロセスを追跡および文章化することに役立つサービスです。
設立者であるKirstenの経験とBubble利用することで、自分が経験した問題を解決できるソリューションを作成しました。
Zoidii
画像:Zoidii
Zoidiiは、企業が保守作業を追跡および管理するのに役立つアプリです。
従来は紙・Excelを利用して行われていた業務を、特定のプロセス用にカスタマイズされたアプリに転送することで効率化することができるようになりました。
ローンチ後すぐに、世界中の企業がZoidiiを利用し、現在もビジネスの規模を拡大しています。
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Bubbleの開発事例|国内
Bubbleで作られた国内の事例を幅広く見ていきましょう。
マッチングアプリ・サイトの事例
Bubbleで作られたマッチングアプリとマッチングサイトの国内事例を紹介します。
TOTTA
画像:TOTTA
TOTTAは、2022年7月7日に株式会社デルタクリエイティブがリリースした。ビジネス・ウェディング撮影に特化したプロカメラマンマッチングサービスです。
「写真撮影」「動画撮影」「ドローンでの動画・写真撮影」などを専門とするプロカメラマンのみが登録されており、最低でも3年以上の経験があるプロカメラマンのみが登録可能になっています。
TOTTA1つでカメラマンの検索・依頼・納品・決済まで行えます。
▶ビジネス・ウェディングの撮影に特化 プロカメラマンマッチングサービス「TOTTA」をリリース
CLITCH
画像:CLITCH
CLITCHは、プレイスタイル・プレイ時間帯などの条件で、自分に合ったゲーマーとマッチングできるサービスです。
kitene
画像:kitene
Kiteneは、Twitterに特化したビジネス人材のマッチングサービスです。
kitene上で登録した募集はリアルタイムでTwitterにも投稿され、画像を活用することでTwitterの文字数制限に縛られず投稿できます。
ASAKO
画像:ASAKO
ASAKOは、食事や住居、育児など生活一般で助けを求めている人と、支援団体をマッチングするサービスです。
*Bubble以外のノーコードツールで作られたマッチングアプリの事例をご覧になりたい方は、以下の記事を参考にしてください。
スマホアプリの事例
Bubbleで作られたスマホアプリの国内事例を紹介します。
twinq
画像:twinq
twinqは、写真を使って二択の質問を作成できる投票サービスです。
質問内容を決めて画像を選び、選択肢を入力して投稿します。シェアボタンでTwitterへの投稿もでき、年代や職業ごとの分析も可能です。
ゲームの開発事例
Bubbleでは、ビデオゲームなどの複雑なゲームの開発はできませんが、シンプルなゲームでしたら開発可能です。
国内では、Bubbleでスーパーマリオを再現した「バブルマリオ」が事例としてあります。
その他の事例
Bubbleで作られたその他の国内事例を紹介します。
LIBRIS
画像::LIBRIS
LIBRISは全国各地の本屋を検索できる店舗検索サイトです。
個人経営の小さな本屋からブックカフェなど魅力的な本屋が多く掲載されています。
また、開発者の方はエンジニアでないものの、Bubbleを活用して自身で開発を成功させました。
Koremo
画像:Koremo
Koremoは これも読みたい、あれも読みたいという願いをかなえるために開発された本のシェアリングサービスです。
料金は月額300円のみでその他の手数料は一切かかりません。
読み終わった本を出品➜新しい読みたい本を注文➜読み終わったら出品
Trip Book
画像:Trip Book
Trip Bookは旅行専用のプラットフォームです。
利用者は、時間ごとのスケジュール・ホテルや航空券の情報・持ち物リスト
などの旅行に役立つ情報が丸ごとパッケージ化された情報をプラットフォームに出品でき、それらが購入されることで収益が発生する仕組みです。
目的地までの行き方や所要時間もアプリ内で確認することができるので、旅行中はTrip Book1つで全て完結するようになっています。
Freeat
画像:Freeat
Freeatは、アプリ上で広告を視聴したユーザーが賞味期限の近い余剰食品を無料で獲得することができる食品ロスサービスです。
*正式リリースはされていません。
あいホーム
画像:あいホーム
あいホームはバーチャル上で物件の内覧ができるアプリです。
アプリ内に登録されている物件であれば、直接見に行かなくても内覧することができます。
ツクル事業部のBubble開発事例
まず、最初にNoCode DBを運営する「ツクル事業部」がBubbleを活用して開発した事例を紹介させていただきます。
リンク・日程調整カレンダー
こちらは、とある漫画家の方に「リンクを集約できないため管理が難しい」
「ファンの方へ発売日をアナウンスするときに面倒な作業が発生する」と、お声をいただいたことから開発したサービスになります。
リンクを集約して一元管理する機能は勿論、Googleカレンダーと連携したスケジュール管理機能を実装することで、ファンの方へのアナウンスも容易になりました。
介護記録システム(メディカレポート)
画像:介護記録システム開発事例
こちらは訪問介護・訪問介護事業者の課題を解決するために開発したシステムになります。
今まで介護記録報告を紙で管理しており、介護記録報告書を提出する為だけにヘルパーは事業者に帰る必要があり、訪問場所から直帰することができませんでした。
そこで、LINEで簡単に介護記録報告書を提出できる介護記録プラットフォームをBubbleで開発することで、介護記録データの収集・管理が簡易化したほか、出勤管理などの業務も効率化しました。
また、Bubbleを活用することで約2か月と素早く開発することができました。
人事評価システム
画像:人事評価システム開発事例
人事評価システムは人員増員に伴いマネージャー陣の負担となっていた。評価業務を簡易化するために開発したサービスになります。
実際に株式会社For A-careerで使われている評価システムです。
既に存在する社外のツールと比較して中長期的にコストが安く済むことから、Bubbleを活用して自社開発をしました。
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【注意】Bubbleは日本語に対応していない
Bubbleの開発事例を紹介しましたが、Bubbleには日本語に対応していない大きなデメリットがあります。
また、Bubbleは、ノーコードツールの中でかなり扱いの難易度が高く、使いこなすためにはそれなりの学習コストがかかってしまうでしょう。
そのため、開発内容によりますが、あまり複雑でないアプリを開発するのであれば「Click 」や「Adalo」といったノーコードツールがおすすめです。
ノーコードツールBubbleの開発事例|まとめ
ノーコードツールBubbleで開発された事例を紹介しましたが、参考になったでしょうか?
開発する内容にもよりますが、Bubbleを含めたノーコードツールを活用することで、コーディングを用いた開発よりも比較的安価かつ素早く開発することができます。
NoCode DBを運営する「ツクル事業部」は、Bubbleを用いた受託開発サービスを提供しています。
「こんなサービスを作りたい」といった内容で構いません。まずはお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。