マッチングアプリの開発を検討しているけど、費用の相場が分からない。という方は多いのではないでしょうか?
結論、マッチングアプリの費用の相場は約500~1,000万円以上です。
なぜ、ここまで開発費用に幅があり、また高額なのでしょうか?
こちらの記事では、以下の内容について解説しています。
- マッチングアプリの開発前に知っておきたい注意点
- マッチングアプリの開発費用の相場
- 有名マッチングアプリの見積もり例
- マッチングサイトの開発費用を抑える方法
ぜひ、最後まで読んでいただけますと幸いです。
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マッチングアプリの開発は外注がおすすめ
開発するアプリの規模や開発者のスキルによりますが
サービスとしてリリースするクオリティのアプリを開発する難易度は高いです。
マッチングアプリとは?開発前に知っておきたい注意点
そもそもマッチングアプリとは、人材募集や取先開拓などで最適な引き合わせを行うサービスのことです。
最近ですと、出会い系のマッチングアプリが流行っていますが、マッチングアプリは恋愛以外にもビジネスなど様々な分野に存在します。
そんなマッチングアプリですが「リリースの審査の厳しさ」に注意が必要です。
なぜなら、ユーザー同士でコミュニケーションができるアプリは「出会い系サイト規制法」という法律に準拠する必要があり、審査が他のアプリよりも厳しくなるからです。
未成年が参加できない仕組みの構築であったり、不適切なキーワードを書き込みできないようにするなど、気を付けるべきことが多いため、他のアプリと比較して開発・リリースのハードルが高い点に注意してください。
また、マッチングアプリを利用した悪質勧誘も問題になっています。そういったユーザーを取りまとめるための対策も必要もあります。
その他にも開発費用以外に発生する費用にも注意が必要です。
そちらについては次の章で解説します。
【目的別】マッチングアプリの開発費用相場
マッチングアプリの開発に必要な費用相場は以下のとおりです。目的によっては表のように費用が大きく変わってくるので注意しましょう。
目的 | 費用 | 開発期間 |
最低限の機能のみ | 400~500万円 | 3~4ヶ月 |
細かい機能をつけたい | 500~1,000万円 | 4~6ヶ月 |
データの分析を行いたい | 1,000万円以上 | 半年以上 |
マッチングアプリ開発の費用相場は、最低限の機能を備えた場合、おおよそ400万円から500万円程度になります。もしAIによる分析や自動日程調整などの高機能なアプリを開発したい場合は、500万円から1,000万円を予算に計上することが必要です。さらに、ユーザーデータを活用したアプリの改善やマーケティングを行いたい場合は、1,000万円以上の予算が必要です。
【機能別】マッチングアプリの開発費用相場
マッチングアプリの開発費用の相場は500万円~1,000万円とかなり幅があります。
なぜなら、アプリに盛り込む機能によって大きく費用が変動するからです。
マッチングアプリの必須機能として以下の機能が挙げられます。
- 不適切なユーザーや違反行為を取りしまる機能
- 運営と監視システム
- セキュリティ対策
また、任意で以下のような機能を追加する必要もあります。
機能 | 費用の目安 |
---|---|
会員登録機能 | 30~50万円 |
ログイン/ログアウト機能 | 30~50万円 |
詳細・検索機能 | 30~50万円 |
購入機能 | 10~30万円 |
メッセージ機能 | 30~100万円 |
お気に入り機能 | 10~30万円 |
受発注機能 | 30~50万円 |
ユーザー管理機能 | 20~50万円 |
通知機能 | 10~30万円 |
利用規約 | 10~30万円 |
管理者画面 | 10~100万円 |
1つの機能を追加するごとに約25万円から120万円と料金が発生しますので、不要な機能は追加しないことが非常に重要です。
開発をする前にこの機能は本当に必要か否か見極めましょう。
マッチングアプリの運営費用相場
マッチングアプリは開発して終わりではありません。
運営にも多額の費用がかかりますので、内訳を理解しておきましょう。
運営・広告費:5~50万円以上
開発後の運営・運用のために、アプリリリース後も10~100万円以上の費用が発生する可能性があります。
広告の量によっては、1か月で数十万円から数百万円程発生することもあるため、注意が必要です。
維持費
維持費とはアプリの運営を維持するために必要なサーバー費用や運用・保守費用のことです。
アプリの稼働のために使用する「サーバー」のスペックによって費用は異なりますが、月に5~10万円かかると見積もっておくとよいでしょう。
サービスのリリース直後はバグやトラブルが発生することが多いため、運用・保守が必要です。
社内で運用・保守を行うこともできますが、手間がかかるため基本的には外注がおすすめです。
アプリの修正・追加開発
アプリの修正や新たな開発には、20万円以上の費用がかかる可能性もあります。
マッチングアプリに限らず、あらゆるアプリにおいて、ユーザーの声を元に、随時アプリの改善を行う必要があるでしょう。
アプリの改善には、都度費用が発生するので、注意してください。
モニター費用
モニターとは、お金を支払ってサービスの評価をしてもらうことです。
マッチングアプリ内でより多くの利用者をマッチさせるためには、利用人数の多さが重要になります。
そのため、モニターにお金を支払ってでも利用者数を増やし、リリース時には利用者が一定数いる状態が望ましいと言われています。
費用の相場は個人向けと法人向けで金額が異なります。
個人向けは1人あたり2,000〜5,000円、法人向けは1人あたり20,000〜200,000円です。
法人向けの場合、モニターが企業の採用担当者などのターゲットに絞られるため、人件費が高くなる傾向があります。
あの有名マッチングアプリはいくらで作られている?
大手のマッチングアプリはいくらで開発されているのでしょうか?
ざっくりとした費用になりますが、最近流行の出会い系のマッチングアプリを例に紹介します。
- タップル
- Tinder
- with
- Omiai
- ハッピーメール
- ゼクシィ
- イヴイヴ
- CROSS ME
サービスによって異なりますが、これらの規模のマッチングアプリになりますと、初期開発費用で1.000万円以上かかる印象です。
さらにサービスが完成状態になるまで修正をする必要がありますので、別途料金がかかります。
マッチングアプリの開発にはかなり高額な費用がかかってしまいますね。
では、開発費用を抑える方法はあるのでしょうか?
次の章で詳しく解説します。
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マッチングアプリの開発費用を安くする方法を5つ紹介!
前の章でマッチングアプリの開発には高額な費用が発生すると説明しました。
これから解説する、4つの方法で開発費用を抑えることができますので、参考にしてください。
1.不要な機能は付けない
必要な機能のみを実装することは、マッチングアプリの開発費用を削減するために重要です。1つの機能を追加するだけで、約20万円以上の費用がかかることから、不要な機能を付けないことが前提となります。
また、欲しい機能を「絶対に必要な機能」と「もし可能なら欲しい機能」に分け、優先順位をつけることがおすすめです。制作側が望む機能と、実際にユーザーが求める機能にはズレがあることがしばしばあります。
開発段階ですべての欲しい機能を盛り込むのではなく、アプリのリリース後にユーザーへのアンケートなどを通じて機能を追加するのが効率的です。これにより、無駄なく機能を拡充することができます。
2.マッチングサイトを開発する
マッチングアプリはAppstoreとGooglePlayの2つの配信ストアに合わせて開発する必要があり、開発費用がどうしても高くなってしまいます。
マッチングサイトですと、1つサイトを作成するだけで良いため、圧倒的に開発の工数を削減できます。
そのため、アプリにこだわりがなく、できるだけ早く・安くマッチングプラットフォームが欲しい方はマッチングサイトの方がおすすめな場合があります。
3.サーバーや保守・運用の費用を抑える
マッチングアプリの運営をするうえで固定費としてかかる費用が「サーバー費用」「運用・保守費用」です。
サーバーのスペックによって金額が異なり、またサーバーの提供会社によっても金額が変わります。
アプリに必要なスペック以上のサーバーしてしまうと、余計な金額を支払うことになってしまいますので注意してください。
また、保守・運用に関しましては長期的にサービスを運営してくことでリリース直後と比較して安定していきます。
そのため、サービスが安定してきた段階で保守・運用サービスの見直しをすることをおすすめします。
4.ノーコードで開発する
「ノーコード」とはプログラミング不要でアプリやWebサイトを開発できる技術の事です。
2年ほど前から日本でも知られるようになった新技術で、開発費用と開発工数を大きく削減できることから注目を集めています。
ノーコードで作られたマッチングアプリをご覧になりたい方は、以下の記事で多くの事例を紹介していますので参考にしてください。
▶ノーコードはどんなマッチングアプリを作れるの?国内・海外の事例を幅広く紹介!
5.補助金を活用する
アプリ開発にはさまざまな補助金が適用される場合があります。
補助対象の条件にあてはまる制度は、積極的に利用しましょう。
補助金が受給できれば開発にかかる負担を軽減できます。
さらに浮いた分の予算で機能追加を行うなど、アプリの性能や利便性を高めることで、競合アプリとの差別化が行えるでしょう。
アプリ開発に適用される補助金は以下のとおりです。
補助金が適用されない場合もあるので、申請するときは公式サイトの確認をおすすめします。
補助金名 | 対象枠 | 対象 | 条件(一部抜粋) | 補助金額 |
ものづくり・商業・サービス補助金 | デジタル枠 | 競合優位性に優れたサービス開発を計画している事業者 | DXに資する革新的な製品・サービスの開発であること | 〜12,500,000円 |
小規模事業者
持続化補助金 |
通常枠 | 経営計画を作成した上で行う販路開拓や生
産性向上を計画している小規模事業者 |
資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接(※)に100%の株式を保有されていないこと | 〜500,000円 |
事業再構築補助金 | 通常枠 | 新分野展開や業態転換、事業・業種転換等の取組、事業再編又はこれらの取
組を通じた規模の拡大等を目指す中小企業 |
2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コ
ロナ以前(2019年又は2020年1月~3月)の同3か月の合計売上高と比較し て10%以上減少していること |
1,000,000〜80,000,000円 |
6.対応できるところは自社で行う
費用を抑えるためには、外注を最小限に抑え、自社内での業務を拡大する手段もあります。
大抵の場合、会社内で対応する方が費用を抑えられるでしょう。
たとえば、アプリデザインの工程は外注だと70万円程度ですが、内製なら社内のデザイナーに支払う給料だけで済むため、30万円ほどに抑えることも難しくありません。
自社だけではアプリを作成できない場合でも、対応できない部分だけを外注することでコストを抑えられるでしょう。
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アプリ開発会社の選び方
豊富な実績があるか
発注先の開発会社において、マッチングアプリの開発実績が豊富にあるかを確認しましょう。
実績が豊富にある場合、過去の開発経験からバグ発生の傾向などを把握していることも多いです。
そのため、バグ修正などによる開発工数を削減し、開発費用を抑えられます。
理想のマッチングアプリを開発するために、発注を考えている開発会社の過去の開発件数・費用・スケジュールなどを確認しましょう。
想定するアプリの開発経験があるか
想定しているアプリの機能に対する開発経験があるかを確認しましょう。
機能によって必要な技術は異なります。似たような開発の経験がまったくない場合、スケジュールやアプリの質に影響を与える恐れがあります。
マッチングアプリにはSMS認証機能・顔認証による好みのタイプマッチング機能など、さまざまな技術が活用されており、アプリ開発会社によって得意不得意があるでしょう。
想定するアプリをリリースするために、事前に実装したい機能の開発経験があるか確認が重要です。
アフターフォローが充実しているか
アプリのリリース後に、想定外のバグやユーザーからの問い合わせに備えて、アプリ開発会社のアフターフォローが充実しているかを確認しましょう。
マッチングアプリには機能や操作性の向上、画面のアップデートなど継続的なサポートが求められます。
ユーザーからの問い合わせやアプリの機能追加など、柔軟にサポートを行ってくれる開発会社を選ぶことで、ユーザー評価の高いマッチングアプリをリリースできるでしょう。
マッチングアプリは個人で開発できる?
結論、マッチングアプリは個人でも開発できます。
しかし、費用を削減できるものの、多くの開発時間と開発経験の浅い方は学習コストも必要になります。
先程紹介した「ノーコード」という技術を用いることで個人でも開発しやすくなっていますが、それでもマッチングアプリを個人で開発する難易度は高いです。
そのため、個人で開発することはおすすめしません。
基本的にマッチングサイトなど、ある程度規模の大きいサービスを開発する場合は、外注ををおすすめします。
▶アプリ開発会社の選び方と依頼時の注意点|個人に依頼する際のポイントも解説
モニターに人件費をかけるべき理由
利用者数が重要視されるから
マッチングアプリは、利用者数が重要なサービス形態です。ユーザーが多くなければ、「アプリを使いたい」と考えることはできません。モニターにお金を支払ってでも利用者を獲得し、リリース時点ですでに盛り上がった状態を作り出す必要があるでしょう。
また、多くのユーザーが口コミを気にしているため、モニターに利用してもらう際は、レビューも書き込んでもらうことを検討してみてください。
ユーザーの「リアルな声」を集められるから
社内の方に使用してもらっても、ターゲットの視点とのずれがしばしば起こります。たとえば、大学生向けのアプリであれば、大学生にモニターとして協力してもらいましょう。
リアルな意見を収集することで、本当にユーザーにとって使いやすいアプリに改善できます。
マッチングアプリのモニターの人件費は、一人につき約2,000〜4,000円程度です。一方、法人向けの場合は、一人につき約2万〜15万円程度が一般的な相場となっています。
法人向けの場合は、「企業の人事担当者」などの特定の対象に絞られることが多いです。
そのためモニターの獲得が難しく、人件費が高騰する可能性があります。
マッチングアプリの開発会社にお悩みの方はツクル事業部まで
NoCode DBを運営するツクル事業部はノーコードの開発経験が豊富な開発会社です。
在籍しているノーコードエンジニアは国内TOPレベルの技術力を誇り、難しい要件にも細かく対応可能です。
100件以上のノーコード開発の経験を元にあなたのイメージを形にします。
「こんなマッチングアプリを作りたい」といった内容で構いません。まずはお気軽にご相談ください。
\マッチングアプリの開発は任せください/
マッチングアプリ開発|まとめ
マッチングアプリの開発について解説しましたが、参考になったでしょうか?
マッチングアプリの開発費用の相場は500万円から1,000万円とかなり幅があり、高額になるケースが大半です。
開発を行う前に必要な機能を絞り込み、不要な機能は追加しないようにしましょう。
NoCode DBを運営する「ツクル事業部」はノーコードを用いた開発サービスを提供しています。
「こんなマッチングアプリを作りたい」などざっくりとした内容で構いませんので、お気軽にツクル事業部までご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。