目次
今回作成するもの
Bubble公式から出ている”API Connecter”を使ってStripeとAPI連携をし、CtoCマーケットプレイスを作成していこうと思います。
Stripe Connect のCustom を利用しています。
サードパーティ製のプラグインを使わないので難易度は上がりますが、その分できることもぐんと増えますので、頑張って実装していきましょう。
①ではクレジットカードを登録し、ユーザーに紐付けするところまでの方法をご紹介します。
【上級者向け】BubbleとStripeをサードパーティ製のプラグインを使わずに連携する方法②
【上級者向け】BubbleとStripeをサードパーティ製のプラグインを使わずに連携する方法③
下記画像でいう顧客の部分を実装していきます。
Stripe.js2プラグインを使う方法は、以下の記事を参考にしてください!
▶ 【中級者向け】BubbleとStripe.js2プラグインでマーケットプレイスを構築する|ノーコード開発ナレッジ【Bubble, Stripe】
前提条件
- Bubbleの無料アカウントを取得(https://bubble.io)
- Stripeの無料アカウントを取得(https://stripe.com)
作成手順
1. API連携でクレジットカードを登録した顧客をStripe上に作成する
早速BubbleでStripeのAPIにアクセスする方法から説明していきます。
まずはBubbleのPluginsタブからAPI Connectorをinstallしましょう
次にAdd another APIを押し、APIコールする設定をしていきます。
右上のexpandを押すと中身がみれるので、開いてみましょう。
API Nameはわかりやすく”Stripe”としておきます。
AuthenticationはAPIの認証方法です。Stripeは”HTTP Basic Auth”に対応していますので、選択します。
次にStripeの管理画面へ移動します。
まずテスト環境を選択します。
その後右上の開発者を押下し、シークレットキーを確認、コピーしましょう。
シークレットキーは絶対に公開しないようにしてください。
Bubbleの画面に戻り、コピーしたシークレットキーをUsernameに貼り付け、認証周りの設定は完了です。
次にAPI Callと記載のある箇所をexpandしてみましょう。
ここがどのようなAPIを叩くのかを設定する場所となります。
まずはクレジットカードを登録するAPIを叩く設定をしていきましょう。
- Name → CreateCardToken
- Use as → Action
- Data type → JSON
- 通信種別 → POST
- URL → https://api.stripe.com/v1/tokens
- Body type JSON
- Parameters↓
- Key → card[number] Value → 4242424242424242 チェックボックス Queryst.
- Key → card[exp_month] Value → 1 チェックボックス Queryst.
- Key → card[exp_year] Value → 2023 チェックボックス Queryst.
- Key → card[cvc] Value → 314 チェックボックス Queryst.
Add parameterを押下することでParametersの設定を開始することができます。
その後Initialize callを押下します(画像ではReinitialize callとなっています)
saveを押下し、完了です。
一旦Stripeに戻り、ログを開いてみます。下記のように成功した通信が見れます。
ここで線を引いているtok_から始まるidをコピーしておきます。
またBubbleに戻り、次は顧客を登録するAPIを叩く設定をしていきましょう。
まずはAdd another APIを押下し、API Callを作成します。
設定は以下の通りです。
- Name → CreateCustomer
- Use as → Action
- Data type → JSON
- 通信種別 → POST
- URL → https://api.stripe.com/v1/customers
- Body type JSON
- Parameters↓
- Key → source Value → tok_xxxxxxxxxxxxxxxx チェックボックス Queryst.
- Key →name Value → testuser チェックボックス Queryst.
先ほどと同じようにInitialize callを押下し、ポップアップ後saveを押して完了させます。
その後Stripeの管理画面に戻り、顧客タブを開くとtestuserができているはずです。
これにて顧客を作成するAPIの設定は完了しました!
2. BubbleのユーザーとStripe上の顧客を連携する
まずBubbleのデータタイプを下記のように作成します。
- customer_id text
- name text
次にデザインタブにてサインアップ画面を作成します。
ワークフローにてユーザーを作成します。
作成後mypageというページに飛ぶよう設定してください。
次にmypageのデザインを以下のように作成します。
そして、ボタンを押した際のワークフローを作成します。
ここでAPIを叩きます。
では実際に動かしてみましょう。
登録ボタンを押して、読み込みが完了した後はもう一度Stripeの画面に戻って顧客タブを確認してみましょう。
すると下記のようにユーザーができています。
終わりに
これで顧客側は作成されました。
ここまでは別のプラグインでも可能なので、API Connectorに慣れていただくという目的で勉強できていれば問題ないです。
次回はユーザーがお店を開業(銀行口座の登録)するところまでご紹介します。
▶ 【中級者向け】BubbleとStripe.js2プラグインでマーケットプレイスを構築する|ノーコード開発ナレッジ【Bubble, Stripe】