【中級者向け】Integromatでカレンダー通知LINE botをつくる|ノーコード開発ナレッジ【Integromat】

本記事では自動化ツールIntegromatを使用して、毎朝Googleカレンダーの予定を通知するLINE botを開発します。

準備

1.LINE公式アカウントの作成

まず、予定を通知するためのLINEアカウントを作成します。

以前公開した記事で詳しい手順を解説してます:【中級者向け】Integromatで自動翻訳LINE botをつくる|ノーコード開発ナレッジ【Integromat】

こちらの記事の「準備1.LINE公式アカウントの作成」まで終えてください。Messaging APIチャネルの名称は「Googleカレンダー通知bot」にします。

2.Integromatの登録

下記記事を参考に、Integromatのアカウント登録をしてください。無料プランで大丈夫です。

シナリオの作成

1.Googleカレンダー検索モジュールの設定

STEP.1
Integromatのダッシュボードにアクセスし、新規シナリオを作成します。

STEP.2
"Google Calendar - Search Events"モジュールから始めます

STEP.3
"Add"をクリックして任意の接続名称を入力し、"Continue"をクリックします。

STEP.4
通知したいカレンダーと紐づいたGoogleアカウントを選択します。

STEP.5
アカウントへのアクセスを「許可」します。

STEP.6
接続アカウントからカレンダーを選択します。

STEP.7
"Start Date"、"End Date"を以下の通りに設定します。

  • now: シナリオが実行された時刻を意味します。例)1月7日の朝8時にシナリオを実行→now = 1月7日の朝8時
  • addDays( now ; 1 ): シナリオ実行時刻の翌日同時刻を意味します。例)1月7日の朝8時にシナリオを実行→addDays( now ; 1 ) = 1月8日の朝8時

STEP.8
その他の設定はそのままで大丈夫です。

  • Query: 特定キーワードで予定を絞り込みたい時には設定します。

STEP.9
毎朝8時にシナリオが実行されるように設定します。

これでGoogle Calendarモジュールの設定が完了です

2.LINE通知モジュールの設定

STEP.1
"LINE - Send a Push Message"アクションを追加します。

STEP.2
"Add"をクリックし任意の接続名称を入力します。

STEP.3
"Channel Access Token"、"User ID"をそれぞれLINE Developersコンソールからコピー&ペーストします

 

“Channel Access Token”はLINE Developersコンソールのチャネル情報ページから、Messaging API設定>チャネルアクセストークン(長期)で確認できます。チャネルアクセストークン(長期)がまだ無い場合、「発行」ボタンをクリックして新規発行します。”User ID”はチャネル基本設定>あなたのユーザーIDで確認できます。LINE Developersにメールアドレスで登録している場合、あなたのユーザーIDが表示されないため、注意が必要です。

STEP.4
先ほど使用したユーザーIDを"To"にも入力します。

STEP.5
Messages > Add itemをクリックします。

STEP.6
予定の開始時刻+概要をメッセージで送信します。

これでLINE通知モジュールの設定が完了です。

実際に動かしてみる

作成したシナリオで”Run once”をクリックします。

LINEに予定が通知されました。

以上がIntegromatで予定通知LINE botをつくる方法です。毎朝LINEに予定の一覧が通知されるので、タスク管理に便利です。