この記事では自動化ツールIntegromatを使用して、受信したGmailに添付されたファイルを、自動でGoogleドライブに保存する方法を解説します。
目次
用意するアカウント
以下3つのアカウントを用意して下さい。全て無料プランで大丈夫です。
- Integromat(https://www.integromat.com)
- Gmail
- Googleドライブ
GmailとGoogleドライブのアカウントは一緒でも大丈夫です。
シナリオの作成
1.Gmailの設定
Integromatでは多数のテンプレートが公開されており、説明に従って項目を設定するだけで、シナリオが作成できます。
本記事は、Integromatの公開テンプレート「Save email attachments to Google Drive」を参考にしています。
“Email – Watch Emails”モジュールから始めます。
Connection > Addから、下記の通りに項目を設定し、”Continue”をクリックします。
- Connection type : Google Restricted
- Connection name : 任意の接続名称を入力
接続したいGoogleアカウントを選択し、リクエストを許可します。
“Click here to choose folder”をクリックし、観測対象のメールボックスを指定します。
“Criteria”で観測するメールの基準を設定します。
- All emails : 全てのメール
- Only Read emails : 既読のメールのみ
- Only Unread emails : 未読のメールのみ
“Maximum number of Results”でファイルが添付されたメールをいくつまで取得するかを設定し、”Continue”をクリックします。
“From now on”を選択し、”OK”をクリックします。
これでGmailの設定は完了です。
2.Google Driveの設定
“Google Drive – Upload a File”モジュールを追加します。
Connection > Addから、任意の接続名称を入力し、”Continue”をクリックします。
接続したいGoogleアカウントを選択し、リクエストを許可します。
“New Drive Location”、 “New Folder Location”で添付ファイルを保存するフォルダーを指定します。Continueをクリック。
これでGoogleドライブの設定は完了です。
3.その他の設定
本記事はテンプレートを使用したため、細かなところは既に設定済みですが、一応確認していきます。
Gmailのフィルタリングは以下の通りに設定されています。
添付ファイルありのGmailのみが次のモジュールへ進みます。
Iteratorを通すことで、添付ファイルの一群を、添付ファイルそれぞれで処理することができます。
これで、全ての設定が完了しました。
実行結果
連携したGmail宛に画像、テキスト、Word、Excelの4つを添付したGmailを送信しました。
Integromatのシナリオを実行します。
添付した4つのファイルすべて、Google Driveに保存されました。
以上が、Integromatを使用して、受信したGmailに添付されたファイルを自動でGoogleドライブに保存する方法です。