この記事では、自動化ツールIntegromatを使用して、Twitterの特定ツイートがリツイートされたことを、チームのSlackに共有する方法を解説します。
目次
用意するアカウント
以下4つのアカウントを用意してください。Twitterモジュールはプレミアムモジュールのため、有料プランのIntegromatアカウントが必須です。(こちらをご覧ください:Integromatの料金表)
- Integromat(https://www.integromat.com)
- Twitterアカウント2つ(https://twitter.com/signup)
- Slack(https://slack.com/intl/ja-jp/)
slackはツイートを共有したいワークスペースにサインインしていることも確認して下さい。
シナリオの作成
1.Twitterとの連携
まず、TwitterアカウントとIntegromatを連携します。
“Twitter – Watch Retweets”モジュールから始めます。
Connection > Addから、任意の接続名称を入力し、”Continue”をクリック。
Twitterアカウントへのアクセス許可を求められるので、”連携アプリを認証”をクリック。
これでIntegromatとTwitterを連携できました。
2.Twitterモジュールの設定
連携したTwitterアカウントに対してのアクションを設定します。
“Tweet ID”でリツイートを観測したいツイートを指定します。ドロップダウンで選択するか、ツイートのIDを取得することで指定ができます。
・ドロップダウンで選択
・ツイートIDを取得
ツイート右上のメニューから”ツイートを埋め込む”をクリック。
表示された埋め込みリンクの数字部分をクリップボードにコピーします。
“Tweet ID”右の”map”スライドバーをクリックすることで、ツイートIDでの指定が可能になります。
ツイートを指定したら、”Limit”でリツイートの最大観測数を設定し、”OK”をクリックします。
“From now on”を選択し、今からのリツイートを観測します。
続いて、”Twitter – Get a User”モジュールを追加します。
“Get User”を”By ID”に変更し、”User ID”にWatch Retweetsモジュールで取得するIDデータを指定します。
これでTwitter側のアクションの設定は完了です。
3.Slackとの連携
次に、SlackのワークスペースとIntegromatを連携します。
“Slack – Create a Message”モジュールを追加します。
Connection > Addで、”Connection type”は”Slack(user)”を選択、任意の接続名称を入力して”Continue”をクリック。
Slackワークスペースへのアクセス許可を求められるので、”許可する”をクリック。
これでIntegromatとSlackを連携できました。
4.Slackモジュールの設定
連携したSlackワークスペースに対してのアクションを設定します。
“Enter a channel ID or name”を”Enter manually”から”Select from the list”に変更します。
“Channel type”でリツイートを通知したいSlackチャンネルの種類を選択します。
“Public Channel”でリツイートを通知したいSlackチャンネルを指定します。
“OK”をクリックして、シナリオを保存します。
連携したTwitterアカウントとは別のアカウントで、指定のツイートをリツイートします。
Integromatに戻って”Run once”をクリックします。
一度シナリオを実行することで、各項目とそれに対応する値が分かりやすくなります。
Slackモジュールで送信するメッセージを下記画像の通りに設定します。
これでslack側のアクション設定も完了しました。
実行結果
シナリオを保存してから、指定のツイートを再度リツイートします。(一度リツイートしてる場合は、取り消してから改めてリツイートして下さい。自己リツイートでもシナリオは実行されます。)
Integromatでシナリオを実行します。
期待した通り、Slackにリツイートが通知されました(画像は自己リツイートの結果です)。
実際に運用する際は、1時間おきなど任意のインターバルでのシナリオ実行を推奨いたします。
以上が、Integromatを使用して、Twitterの特定ツイートがリツイートされたことを、チームのSlackに共有する方法です。